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キャリアに関する考え・方針

映画業界のいま」で見ていただいたように、映画業界への参入の仕組み、求められる人物像は他の業界とは一線を画しています。そこで日本映画大学では次のような「考え・方針」を掲げ、単科大学の利を生かしつつ、学生一人一人が満足のいくキャリアを切り拓けるように大学一丸となって支援しています。
一般的な就職観、労働観とは異なる
映画・映像業界の就職事情。


「新卒一括採用」「終身雇用」など一般的な就職観や労働観で見ると、映画・映像業界の就職事情は「わかりにくい」と言えるかもしれません。
特に映画・映像業界では「新卒一括採用」が行われるケースはほとんどありません。業界で働くには「足を踏み入れることが先決」とされ、「終身雇用」ではなく勤務先を変えながらキャリアアップしていくのが一般的となっています。
そして、こうした就職事情の中で、大きなアドバンテージを有しているのが日本映画大学です。学生を指導する教員の多くが、自ら創作活動を続ける現役であり、映画・映像業界の各所にネットワークを持っています。
これらのネットワークは授業やインターンシップなどで活かされ、学生は日常的に映画・映像業界に接することになります。
さらに、これまでに送り出してきた卒業生のネットワークも加わり、映画・映像系の他大学にない「業界での強さ」を発揮しています。

緒方キャリアサポートセンター長

キャリアサポートセンター長
学科長/教授/映画監督
緒方 明

その1 就職支援は3年生の12月までが勝負!

就職活動が本格化する頃には、既に勝負がついてしまっているのが就活です。なぜなら、新卒採用時に企業が見ているポイントは、つまるところ「その人間は、大学時代にどれだけ学び、成長できたか」ということだからです。そのことによって「入社後も成長し続けられる人材なのか」ということを判断しようとしているのです。人は大学を卒業した後も生涯学び、成長し続ける存在であり、その成長する力が問われているのだと言えます。
であるならば、重要なのは「入学から就活が本格化する大学3年生12月までの過ごし方」です。この期間にどれだけ豊かな学びを経験し、仲間と助け合いながら難しい課題にチャレンジし、それを乗り越えたかで、就職の成否は決まります。
本学では、1、2年次における正課・課外のプログラムを通じて、学生たちが自ら主体的に学び、困難に挑戦し成長できるように教育活動に取り組んでいます。それこそが最も重要なキャリア支援と考えています。
一方で、就職活動が本格化してから行うエントリーシートや履歴書、論作文の添削、模擬面接などの指導は、言ってみればキャリアセンターによる「お化粧の仕方」指導と言えます。確かに見栄えを良くすることは重要ですし、人並み程度にお化粧をすることは社会人としての1つのマナーですが、素顔を良くする方が重要なのは言うまでもありません。また、企業の人事担当者はそういった「お化粧の仕方」に精通しています。面接などでさまざまな質問をするのは、お化粧の向こう側にある素顔を見ようとしているからです。付け焼刃な「お化粧」は選考の過程で剥がれてしまいますので、本学では素顔を良くする1、2年次の教育に注力しています。

その2 長期インターンシップを推進!

映画業界から本学が求められているのは、即戦力人材の養成だと考えています。即戦力人材とは、具体的には「入社して3か月から半年で、新卒2~3年目の職員と同じように働ける人材」を指しています。そのような人材を大学4年間で養成するには、在学中から半年以上の現場経験を積んでいることが必要になります。
従来、インターンシップというと、大企業が学生を1週間から2週間程度受け入れる職場体験型のものが一般的でした。最近では1日だけの1DAYインターンシップも広がりつつあります。しかし、それらは言ってみれば職場見学の域を出ないものであり、即戦力人材の養成に直接貢献するものではありませんでした。
本学では映画教育37年で培われた業界とのパイプを最大限に生かし、長期実践型のインターンシップに参加する機会を学生たちに提供しています。半年以上、学業と並行して志望する業界でのインターンシップを経験することで、真の即戦力人材を養成していきたいと考えているからです。

その3 学生、教職員、OBが一丸となったサポート体制

本学では就活を団体戦と捉え、先輩・教職員・OBが一丸となって就活生の支援に取り組むようにしています。近年の就活は、キャリアセンターの職員だけが支援していては不十分です。キャリアセンターの人員には限界があり、それだけでは一人一人へのきめ細かいサポートは実現しないからです。先輩・教職員・OBがチームを組みつつ、ネットワークや知見を活かして、学生一人一人が希望の就職先にたどり着けるようにサポートすることが重要です。
先輩・教職員・OBのネットワークを活かすことで、希望の就職が実現することもあります。特に映画業界はそういった傾向が強いかもしれません。映画制作の現場のように、チーム一丸となって取り組んでいきます。

その4 中小企業を中心に「確実に就職できる映画大学」を目指す

文部科学省「学校基本調査」によると、芸術系の学部の就職率は平均5割弱(卒業者数を母数として計算)。全学部の就職率の平均が6割前後ですから、就職以外にフリーランスを志望する学生が一定程度存在することを考慮に入れても、芸術系の大学生の就職状況は文系・理系の学生よりもやや厳しいと言えます。
本学では、上記1~3の考え・方針を具体的に実行すること、およびオモテには出にくい中小企業の優良な求人を業界とのネットワークを活かし集めることで、就職希望者全員が第1希望か第2志望の業界に就職できる大学を目指しています。

その5 卒業後も継続してサポート

大卒後すぐに就職した若者でも、3年で3割程度が離職します。これからの大学には、大学卒業時での就職だけでなく、生涯働き続けるための支援が求められています。
本学では、OB会での繋がりを強化したり、卒業後もキャリアセンターの利用が出来たり、フリーランスを目指す卒業生をサポートしたりすることで、生涯働き続けるためのコミュニティを形成していきます。

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