日本映画学校ファイナル!!
日本映画学校は映画監督・今村昌平が創立した映画を学ぶ学校です。
創立以来、映画製作現場や映画産業に多くの卒業生を送り出してきました。
今春、閉校する日本映画学校は日本映画大学へ建学の精神が引き継がれます。
最後の一年を日本映画学校ファイナル!!と称し、
上映される作品は準備から完成に至るまで、
学生たちが中心となって制作しました。
日本映画学校ファイナル!!の上映作品にご期待下さい。


『沈みゆく街』
演出コース+技術コース合同 卒業制作作品

ダム開発によって沈む街、八津原町。
不用品回収で生計を立てる男と、スナックを営む母。
離れていく友人。母親のかつての愛人。
そして、ダム問題――日常が、少しずつ歪み始める。

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『グッバイ・マーザー』
演出コース+技術コース合同 卒業制作作品

大阪、都市部から離れた郊外の地方都市。
一見すると人情にあふれた小さな町。“母を失った”17歳の少女。
“母”の面影を求め、町をさまよう。
母へなることへの不安と危うさを描く――。

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『僕らの交響詩』
演出コース+技術コース合同 卒業制作作品

吹奏楽部の仲村優は、転校生・三井紗香とのトランペット対決に敗れ、
メロフォンという楽器を吹くことになる。
慣れない楽器に悪戦苦闘する優。
一方、部内では紗香と部員たちの間に軋轢が生じ…。

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『チューインガムをかみながら』
脚本演出+技術コース合同 卒業制作作品

「私は、一人でも生きていける」 
震災から半年、自分本位な大人達に嫌気が差した佳乃子(12)は家を出る。
街を流れ歩く少女が出会う一様ではない大人達。
少女が最後に見たものとは…。


『深奥のまなざし』
技術三科合同 卒業前映画制作実習作品

中三、十五歳の夏――。
児童養護施設で暮らす里崎浩一は、父親の命日の翌日、施設を飛び出す。
「クワガタは思った。なぜ思いのまま、翅を伸ばすことができないのだろう…」
人里離れた山奥の深みに達した時、
浩一の手に入れた自由は思わぬ事態を引き起こす――。

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『跡と後』
技術三科合同 卒業前映画制作実習作品

日常生活になじめない少女・ゆきには、
近所にある廃デパートだけが心安らぐ場。
ある日、その廃デパートに謎の男・相模が逃げ込んで来る。
そこからゆきと相模の奇妙な関係が始まった―――。

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『キネマボーイズ』
技術三科合同 卒業前映画制作実習作品

廃止寸前の映画サークルに所属する、陽太と宏昭。
“就活”など気にせず、映画作りに没頭する陽太。
その一方で、宏昭は将来への不安を抱き始めていた…。
次第にズレていく二人…
果たして彼らが再び“キネマボーイズ”に戻る日はくるのか?

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『青春懺悔行』
映像ジャーナルコース 卒業制作作品

島根から上京した勝部卓登は10月23日に21歳を迎えた。
母に自分が生まれた日の事を尋ねると同時に卓登には母に言えない秘密があった。
家族、恋人、そして自分自身を、カメラを通し見つめていく。

準備中


『CHAOS*LOUNGE declaration』
映像ジャーナルコース 卒業制作作品

漫画やアニメをモチーフとした作品を発表する集団「カオス*ラウンジ」
アート界に一石を投じた"オタク達"の自意識の表れは、現代を映し出す。
いま必要な表現とは何なのか、その可能性を探る。

準備中


『関の里 ~子どもたちのこれから~
映像ジャーナルコース 卒業制作作品

福島第一原発から約80キロの距離にある福島県白河市。
低線量被曝地域のこの土地には、出て行けない家族、出て行かない家族、
故郷から出ざるを得なかった家族、様々な立場の家族が生活している。

準備中


『漁火』
映像ジャーナルコース 卒業制作作品

みーばーは独りTV と同居しながら故郷を想う。
娘の千里は統合失調症を患い、たまにみーばーの家に帰ってくる。
つつましくも家族の風景があった。
初夏、急遽みーばーは故郷へ向かうことになった。

準備中