第15回 新人シナリオコンクール
映像科3年 秋本健樹「純血」が入選
第15回新人シナリオコンクール(主催:社団法人 シナリオ作家協会、社団法人映画文化協会、協賛:東宝株式会社、特別協力:市川市)http://www.city.ichikawa.chiba.jp/bunka/mizuki/sinario/oubokite.htm の最終審査が行われ、日本映画学校映像科脚本演出コース3年秋本健樹作「純血」が入選(最高賞)しました。本作品は、脚本演出ゼミの長編シナリオ実習の課題として執筆したもので、日本映画学校発行の<脚本ゼミ・卒業 シナリオ集vol.1>に収録されています。
表彰式は、5/26 東京 乃木会館で行われ、当作品は、雑誌 月刊「シナリオ」5月号(4/3発売)に掲載されました。

「賞 もらった」
3年脚本ゼミ 秋本 健樹
卒業を間近に控え、二日酔いでぶっ倒れていたところに、シナリオ作家協会から新人シナリオコンクール入選を伝える留守電が入っていました。最終選考に残ったらしいとは聞いていたのですが、前年城戸賞に出した「水鏡」も最終で落とされているし、今度もどうせ無理だろうと思っていたところで・・・。
「純血」は、脚本ゼミの卒業シナリオとして執筆した作品です。入選まで漕ぎ着けたのはひとえに指導講師である荒井晴彦さんのお陰です。荒井さんにおいては脚本そのものの指導以上に、普段の会話における機知に富んだ言葉の選び方 ― ―台詞のセンスに繋がる― ― に、とにかく圧倒されました。勿論自分のホンについては、酷評の嵐で、その言い方がまた巧いから余計むかつくわけですが(笑)。一緒に指導して下さった黒沢久子さんともども、感謝の念にたえません。
三年前、この学校に行くと決めた当時の自分は、孤立無援の状態でした。最終的に家族の理解は得られたものの、高校は田舎の進学校でしたから、受験勉強をしようとしない自分に対して周囲の目は厳しいものでした。その頃の鬱屈した気分に比べれば、撮影現場で怒鳴られたり蹴られたりする今のほうが、よっぽど楽しい。卒業後は一層大変になるでしょうが、賞金も入るし(笑)、暫くは頑張っていけそうです。ありがとうございました。
|