トップarrowニュース一覧arrow2016年度UNHCR難民映画祭 学校パートナーズ参加イベント 映画「イラク チグリスに浮かぶ平和」上映・講演会開催

2016.10.6

2016年度UNHCR難民映画祭 学校パートナーズ参加イベント 映画「イラク チグリスに浮かぶ平和」上映・講演会開催

 11月5日(土)市民および学生を対象に、映画「イラク チグリスに浮かぶ平和」上映・講演会を開催します。これは、第11回UNHCR難民映画祭の学校パートナーズ参加イベントとして実施するもので、国連難民高等弁務官(UNHCR)が日本において教育機関と連携し、学校での上映を通じて、紛争や迫害によって家を追われた人々の問題について理解を深めることを目的としています。先着120名、事前申込不要(予約不可)。参加費無料。概要は下記の通り。
 UNHCR難民映画祭 学校パートナーズ  

映画「イラク チグリスに浮かぶ平和」トーク&上映会


【日 時】 11月5日(土)13:30~16:30(13:00開場)
【場 所】 日本映画大学 新百合ヶ丘校舎(4階大教室)

【アクセス】  小田急線新百合ヶ丘駅北口徒歩1分  http://www.eiga.ac.jp/access.html
【プログラム】
・13:30 開会-「イラク戦争概説」  
      熊岡路矢(日本映画大学教授・法務省 難民審査参与員・JVC顧問/前代表理事)
・14:00 映画上映「イラク  チグリスに浮かぶ平和」  
     監督/綿井健陽、ポストプロダクションプロデューサー/安岡卓治(日本映画大学教授)、
       編集/辻井潔(日本映画大学講師)
       2014年/108分/ドキュメンタリー
       言語:英語・アラビア語・日本語(日本語と英語字幕付き)/配給:東風


15:50 綿井健陽監督・安岡卓治教授対談

・16:30  終了・閉会

熊岡路矢教授からのことば】 
2011年、日本映画大学が開学して以来、是非このUNHCR難民映画祭と協力したいと考えてきましたが、今年実現いたしました。
2003~04年、日本国際ボランティアセンター(JVC)代表として、米国の戦争で破壊されたイラク国内での人道支援(白血病の子どもたちへの医療・薬支援)に従事していた時期、イラク戦争取材中の綿井監督と接点をもちました。
戦争の現場での取材・撮影はまさに命がけの活動です。
その取材の成果と結晶である『イラク チグリスに浮かぶ平和』を是非ご覧ください。
また綿井監督と、ポストプロダクションプロデューサーでもある安岡卓治教授との対談もお聞き逃しなく。
映画に登場するイラクの人々、子どもたちの姿は、世界の政治・紛争の縮図であり、また過去の私たちの姿、「明日の私たち」かも知れません。
当面、知ること、理解しようとすることしか出来ないかも知れませんが、それがあなたや私の「出発点のすべて」だと思います。

【入 場】 無料
【定 員】 120名(先着順の入場ですので、お早めにお越しください。予約不可)
【対 象】 難民問題に関心を持つ一般市民、学生(高校生も参加可)。
【主 催】 日本映画大学 http://www.eiga.ac.jp/
【協 力】 国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所  http://www.unhcr.or.jp

■ 第11回UNHCR難民映画祭  http://unhcr.refugeefilm.org/2016/
『イラク チグリスに浮かぶ平和』

大量破壊兵器保有を口実に、2003年3月の米英軍によるバグダッド空爆から始まったイラク戦争。これまでに10万人以上のイラク人が命を奪われた。2011年にオバマ米大統領が「イラク戦争終結」を宣言し、米軍はイラクから撤退したが、いまなお混乱は続き、2014年8月に米国はイラク北部を再び空爆した。おびただしい死者と引き換えに、イラクの人々が時折抱いた希望は浮かんでは消え、“イラクの春”は、砂塵と爆音のかなたにかすむ。日本も支持した戦争は何をもたらしたのか? 2013年3月、ジャーナリストの綿井健陽は、これまで出会ったイラク市民の写真を手にバグダッド市街を走り回っていた。開戦前夜、空爆、米軍による制圧と占領、宗派抗争、爆弾テロ……様々な局面を取材し続けてきた綿井が、彼らの人生の「その後」を追い、戦乱の10年を描き出す。

イラク チグリスに浮かぶ平和

製作:ソネットエンタテインメント/綿井健陽  プロデューサー:小西晴子

綿井監督

綿井健陽(わたい たけはる)監督 1971年生まれ。映像ジャーナリスト、映画監督。97年からフリージャーナリストとして活動。98年から「アジアプレス・インターナショナル」に参加。これまでに、スリランカ民族紛争、パプアニューギニア津波被害、スーダン飢餓、東ティモール独立紛争、マルク諸島(インドネシア)宗教抗争、米国同時多発テロ事件後のアフガニスタン、イスラエルのレバノン攻撃などを取材。国内では、光市母子殺害事件裁判、和歌山太地町イルカ漁、福島第一原発事故などを取材。イラク戦争では、2003年から空爆下のバグダッドや陸上自衛隊が派遣されたサマワから映像報告・テレビ中継リポートを行い、それらの報道活動で「ボーン・上田記念国際記者賞」特別賞、ギャラクシー賞(報道活動部門)、「JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞」大賞などを受賞。 2005年に監督したドキュメンタリー映画『Little Birds イラク 戦火の家族たち』は、国内外の映画祭で上映され、ロカルノ国際映画祭2005「人権部門最優秀賞」、毎日映画コンクール「ドキュメンタリー部門賞」、米国リトルロック映画祭「ベストドキュメンタリー賞」などを受賞。2011年、東日本大震災直後を取材したドキュメンタリー映画『311』(共同監督/森達也・綿井健陽・松林要樹・安岡卓治)が、山形国際ドキュメンタリー映画祭2011東日本大震災復興支援上映プロジェクト「ともにある Cinema with Us」、2011釜山国際映画祭ワイドアングル部門に正式招待された。 著書に『リトルバーズ 戦火のバグダッドから』(晶文社)、共著に『イラク戦争―検証と展望』(岩波書店)、『フォトジャーナリスト13人の眼』(集英社新書)、『311を撮る』(岩波書店)、『光市事件裁判を考える』(現代人文社)など
安岡卓治(やすおか たかはる)教授: 映画プロデューサー。原一男監督『ゆきゆきて、神軍』(1988)の助監督を経て、園子温らのインディーズ映画を数多くプロデュース。森達也監督『A』(1998)、『A2』(2000)で山形国際ドキュメンタリー映画祭特別賞・市民賞を受賞。プロデュース作品『LittleBird イラク戦火の家族たち』(2005)がロカルノ国際映画祭人権部門最優秀賞受賞。共同監督作品『311』(2011)、編集作品『遺言 原発さえなければ』(2013)が山形国際ドキュメンタリー映画祭で公式上映。近年、プロデュース作品『イラク チグリスに浮かぶ平和』(2014)、『赤浜ロックンロール』(2015)が公開。

安岡卓治

熊岡路矢(くまおか みちや)教授: 東京外国語大学で中国/アジア現代史を学ぶ。1980 年カンボジア難民救援活動および日本国際ボランティアセンター(JVC)創設に参加。エチオピア、パレスチナ、タイ、イラク等紛争地での人道支援活動に従事。国連難民高等弁務官(UNHCR)ボート・ピープル難民キャンプ勤務。JVC 代表(1995-2006)。東京大学大学院「人間の安全保障」客員教授(2003-2004)。法務省難民審査参与員(2007-現在)。UNHCR駐日事務所アドバイザー(2007-2009)、朝日新聞紙面審議委員(2007-2009)等を経て、現職。著書に『カンボジア最前線』(岩波新書、1993)『戦争の現場で考えた空爆、占領、難民』(彩流社、2014)。共書多数。

熊岡路矢

UNHCR難民映画祭とは:毎年世界中から集められた数々のドラマやドキュメンタリー映画を通じてUNHCR難民映画祭は難民や国内避難民、無国籍者等に関する啓発に励んでいます。本映画祭は大作から独立系までの様々な種類の作品のセレクションを通じて、人々のおかれた状況や文脈、恐怖や喪失、希望や成功、絶望や勇気、そして困難を生きぬく力について描かれた作品をお届けします。 なお、第11回UNHCR難民映画祭は様々なパートナーやご協賛、ご協力をいただいた企業、団体の皆さま方のおかげで、より多くの方々に本映画祭を届けるべく、東京、札幌市、仙台市、大阪市、そして16校の学校でも開催されることとなりました。
UNHCR難民映画祭 学校パートナーズについて: UNHCRは日本において難民問題の教育・啓発活動に欠かせない教育機関と連携し「UNHCR難民映画祭-学校パートナーズ」を展開します。これは学校での映画の上映を通じて世界中で紛争や、迫害によって家を追われた人々の問題について理解を深めることを目的とした取り組みです。 「学校パートナーズ」に参加する各校はUNHCR難民映画祭で過去に上映された作品、あるいは第11回UNHCR難民映画祭で上映される作品の上映イベントをそれぞれ主催します。