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2017.10.2

【特色ある授業】映画美術演習

映画美術演習とは…?

日本映画大学独自の授業、「映画美術演習」についてご紹介いたします。

これはスタジオ内に図面に沿ってセットを組みながら、大道具・塗装・装飾等のセット造りに必要な技術を学ぶ実習です。今年も9月に2年生たちが取り組み、以下のように自分たちの手で作り上げてゆきました。

11月19日のオープンキャンパスでは本授業をより詳しく紹介する特別企画を開催することが決定いたしました!

「映画美術で見る世界のつくり方」(詳細は画像をクリック!)

美術、舞台、デザインなどについて詳細を知りたいという方は、ぜひご参加ください!

11.19オープンキャンパス

制作ドキュメント

1. スケッチ画と図面の読み方・場所を作り、出来上がりをイメージしてみる

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一からつくると言っても、スタジオ内が最初からまっさらな状態であるとは限りません。実習では“バラし(解体)”も身につけるために先にあるセットなどを片づけることから始めます。

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図面を読んで自分たちが建てるセットの規模を実寸で計測してます。
2. 平台設置・材料調べ・不足部品作り

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バラしが済んだら、今度は自分たちが使う資材を搬入します。足りないものがあった場合にはDIY(Do It Yourself)で作ります。

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「箱馬」という土台を置き、その上に「平台」という床にあたる板を設置してゆきます。

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みんなで力を合わせて作業を行います。それは事故や危険を防ぐためでもあります。意思疎通、共同作業がすべての基礎です。

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電動ドライバーで固定してゆきます。工具の使い方は事前に「映画美術論」で学びます。
3. 床板張り

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使う床板にも数種類があり、セットに合わせて色や質感を選びます。

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だいぶ床らしくなってきましたね!
4. 建て込み・窓、扉枠取り付け

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水平的なベースを築いたら、次は垂直的な建て込みの作業です。

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みなさん建築家のようですね。繰り返しますが大学2年生です。それでここまで出来るのです。

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窓枠や扉なども取り付けてゆきます。

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上から眺めてみるとこのような形です。どんな世界になるのか想像してみて下さい。
5. 塗装・装飾構想(在り物搬入)・看板、家具等造り物製作

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塗装の作業を行っています。

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ムラなく塗るのは難しそうですね。職人のようです。
6. エイジング(汚し)・小道具調達(借り物・買い物)

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おや、ちょっと古めかしいポスターが出てきました。

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なにやらメニューもあります。経年感、使用感を出すためにあえて汚していますね。リアリティを出すためには欠かせない作業です。
7. 飾り込み・ライティング・最終仕上げ

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さあ、なにを作っていたか、だいたい想像できたでしょう。そうです、居酒屋です! それも昔ながらのお店です。

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奥には座敷があります。これは居座ってしまいそう。

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当然、流しもあります。冷蔵庫をみると昭和ですね。むかし、この色の形のものが使われていました。細かい!

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改めて上からのぞくと、このように広がっているのがわかります。この後、学生たちでシチュエーションや簡単な台詞を考えて「撮影」を行いました。セットをつくることは何より映画を撮ることが目的ですので、そうしてはじめて「完成」となります!
こちらは去年の「映画美術演習」の様子ですが、セットが組み上がるまでの過程を早送りで記録しています。
参考までにご覧ください。また今年の動画が編集できましたら、アップいたします!
いかがでしたでしょうか。学生たちが手と足と頭を使いここまで行うのは、日本映画大学にしかありません。
ですので映画のみらず、美術、建築、デザインなどに関心がある方々の入学も大歓迎。
オープンキャンパスではスタジオ見学ができる日もありますので、ぜひ一度、お越し下さい。

◆オープンキャンパス日程
http://www.eiga.ac.jp/admissions/opencampus.html