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牛の後ろ

牛の後ろ

2018|32min|ドラマ

ストーリー

鉄オタの大学4年生・沼田千尋の東京生活は充実していた。けれど田舎の母からの電話をきっかけに状況は一変。夏休みの間、家業である牛舎の仕事を手伝うハメに。牛舎の娘なのに実は「牛嫌い」な千尋。牛に囲まれているだけで精一杯なのに、朝は早いし、仕事もキツい。おまけに一緒に働く居候の誠は牛に一途で無愛想。さらに夢の鉄道会社への就職まであと一歩という状況で、なんと父が倒れて「沼田畜産」は存亡の危機に…どうする千尋!?

イントロダクション

趣味の鉄道に没頭し、夢の鉄道会社への就職もあと一歩。鉄道オタクな大学生・沼田千尋の東京での一人暮らしはとても充実していた。そんな彼女のもとに「お父さんが倒れた」という母からの電話が。急いで田舎へと戻った千尋は、思いがけず家業の牛舎を手伝うことになってしまう。ところが彼女、実を言うと大がつくほどの「牛嫌い」で…。

本作ではオールロケを敢行。舞台となる穏やかな田舎の風景や、その土地特有の空気感をそのまま切り取った。特に牛舎のシーンでは、牛の手触りや匂いまでも伝わってくるようだ。主人公・沼田千尋役に天野はな。思いがけない事態に巻き込まれ、人生の岐路に立たされてしまった大学生が戸惑い、成長していく姿を自然体の演技で魅せる。無愛想ながらも優しさを心に秘めた居候の青年・水村誠役には松澤傑。さらに実際に牛舎で飼育されている牛たちも出演し、役者牛として(!?)俳優顔負けの演技を披露している。また作中の見どころ、天野と松澤の二人がスタントなしで挑んだ牛の出荷のシーンは5台のキャメラで撮影。荒々しい牛の息遣いとともに、現場そのものの迫力を観客へと届ける。

家族、居候の青年、そして大嫌いな牛たちに囲まれながら千尋は何を見つけるのか。嫌いなものとちゃんと向き合うこと、それは自分だけでは気づけないことを教わることができる大切な機会なのかもしれない――自分の人生に関わる決断を迫られることになった大学生のひと夏の奮闘記。

キャスト

天野はな

松澤傑

剛州

正木佐和

渡邊綾人

和田高明

工藤徳真

佐々木誠

スタッフ

脚本・監督:吉尾祐紀

プロデューサー:志水駿文

撮影:宗良樹

照明:内山遼省

録音:横尾奈美

編集:水井勇輝

記録:後藤雅人

助監督:志水駿文、奈良田航平

制作:藤田夏未、千葉彩加、金丸紘平

撮影助手:西川瑛人、山川智也、大河戸悠香

照明助手:宿谷謙太郎、堀口悠、後藤惟斗

録音助手:土谷陽春、近山圭祐、春直樹、横井友里菜

編集助手:織田朋、相澤廣紀、金丸紘平、後藤雅人、千葉彩加、絹笠凌也


音楽:青山涼

車両:清水健司


グレーディングアドバイザー:山口登

挿入歌:
「北酒場」作詞:なかにし礼、作曲:中村泰士、唄:剛州
「Water Crown」作曲:若林剛太、三留研介

キャスティング協力:有限会社エフ・エム・ジー、株式会社浅井企画、株式会社アルファセレクション、株式会社舞夢プロ、株式会社放映新社、株式会社劇団ひまわり

ロケーション協力:株式会社小野ファーム、株式会社プラネアール、小湊鐵道株式会社、京浜急行電鉄株式会社、医療法人社団仁成会高木病院、市原市下矢田町会、宿谷家の皆様

美術協力:高津装飾美術株式会社、株式会社日映装飾美術、専修大学鉄道研究会、株式会社小野ファーム

車両協力:バルクレンタカーアンドセールス株式会社

協力:竹内牧場、湘南ファーム株式会社、有限会社平本畜産、中央畜産会、有限会社島田板金塗装、肉牛新報社、小野浩二、佐々木誠、八木宏典、鶴岡敬太郎、井上信一、大村知也、梶恵理子、梅下洋武、渋谷涼

監督コメント

たくさんの人に囲まれて、たくさんの想いに囲まれて、その想いに触れて、そして悩んで、葛藤してしまう。そんな純粋で真っ直ぐな主人公を描きたいと思いました。

『牛の後ろ』は、誰にでもあって、いつかはやってくるお話だと思います。 学生から社会人へ、新たな一歩を踏み出す時、誰だって迷うし、ちょっとの勇気が必要だったりします。そして、現代は様々な職業があり、選択する自由もあります。自分のやりたいこと、親の期待、先輩たちの言葉、周りへの劣等感。たくさんのものに囲まれ、影響され、何が正しいのか、わからなくなっていきます。誰かに助けてほしい、導いてほしい。しかし、決めるのはいつだって自分自身です。

主人公の千尋も僕自身もまだまだ若く、理想と現実の壁にぶち当たっています。親の期待、自分のやりたい事、何が正しいかなんてわかりません。それでも、どんな選択をしようと、ひたむきに頑張り、自分自身で一歩を踏み出せば、見える景色はきっといいはず! だと僕は信じています。

この四年間、何か掴もうと必死にやってきました。映画界で受け継がれてきた技術や魂を学び、肌で感じてきました。その技術と魂を一つでも多く自分たちのものにしたいとスタッフ全員で悩み、苦しみ、嫌になりながらも絶対に「映画」を作るのだと、戦ったあの日々。反省も沢山あるけれど、今できることは全てやったと思っています。この映画は僕らが踏み出した最初の一歩です。小さな一歩かもしれませんが、次の一歩はもっと大きくなるはずだと信じ、これからも歩み続けます!

この『牛の後ろ』を見た皆さんが登場人物たちの想いに触れて、何か残せて頂けたら最高の気持ちです。

監督:吉尾祐紀

メインビジュアル

牛の後ろ

予告編

メイキング