公開授業開催のお知らせ

!2017.06.12

日本映画大学の教養科目【音響論】を一般公開授業として、開催します。「音響論」の5回目では今村昌平監督「黒い雨」(1989年に公開)を取り上げます。原爆投下によって引き起こされたある家族の悲劇を通して原爆の恐ろしさを描いた今村昌平監督の代表作品。今回はこの作品の録音を担当された紅谷愃一氏をゲストに、そして、今村監督の助手を務めてきた映画監督の細野辰興准教授も交え、作品制作にまつわるご苦労や監督のこだわりなど、直接今村監督と接したスタッフならではのお話を聞いていきます。是非この機会に一般市民の皆様にも公開授業の参加をお待ちしております。

※一般の方は定員申先着順込制(無料)となります。
応募方法:koukai@eiga.ac.jpへ件名「6/24公開授業申込」と明記し、本文に氏名・電話番号を明記して下さい。尚、申込多数の場合、会場定員の都合上参加できない場合も、ございますので予めご了解下さい。

授業名:【音響論】
日時:6月24日(土)13時~17時30分予定
会場:新百合ヶ丘校舎4F大教室
映画上映『黒い雨』(今村昌平監督作品/123分)
ゲスト:録音技師 紅谷 愃一
参加対象:履修者及び一般(高校生以上)

紅谷 愃一 プロフィール
『楢山節考』、『黒い雨』をはじめ数々の今村監督作品の録音を担当し、他方、黒澤明監督、降旗康男監督、小泉堯史監督の録音も担当した日本映画を代表する映画録音技師。日本アカデミー賞最優秀録音賞他数々の受賞歴があり、日本映画・テレビ録音協会前理事長。2010年に旭日小綬章を受勲。

『黒い雨』プロフィール
■イントロダクション:1989年公開された原爆による黒い雨を浴びたために人生を狂わせられてしまった女性と、それを暖かく見守る叔父夫婦とのふれあいを描いた1965年に出版された井伏鱒二の小説『黒い雨』の映画化し、脚本監督は今村昌平。第13回日本アカデミー賞で最優秀作品賞をはじめ、第70回毎日映画コンクール日本映画大賞を受賞した。1989年/東映/123分

主  催:日本映画大学
問合せ先:新百合ヶ丘校舎事務局 地域連携担当
koukai@eiga.ac.jp