１１月２７日、公益社団法人 映像文化製作者連盟が主催の”映文連アワード2017”表彰式が、国立新美術館で開催されました。本年度は、本学卒業製作作品『ひいくんのあるく町』が優秀作品賞（準グランプリ）を受賞し、監督の青柳拓さんが表彰式に登壇しました。今年、プロアマ問わず122作品群の中からの優秀作品賞（準グランプリ）に輝いた作品『ひいくんのあるく町』は、昨年、本学卒業製作作品として制作され、今年２月にシネコンで公開され、４月に映画の舞台となった山梨県市川三郷町での凱旋上映を行い1000人以上を動員し、更に、９月には都内で劇場公開を果たし、各地での反響を受け、現在地方都市での劇場公開が続いている作品です。

受賞した青柳監督のコメント：このような名誉ある賞を頂いたことを光栄に感じると共に、作品制作に関わった全ての方々へ感謝の気持ちで一杯です。そしてこの作品をひとりでも多くの方々に観て頂きたいと願っています。

作品概要
昨年度、日本映画大学の卒業製作作品として学生が制作したドキュメンタリー映画。舞台は青柳拓監督の出身地である山梨県西八代郡市川三郷町。知的障害者で町の人気者「ひいくん」。人通りの少なくなった商店街を毎日歩き回る彼に密着し、町民たちとの交流の中から「ふるさと」のこれからを見つめた少子高齢化を迎えた現代社会へ「本当の豊かさ」とは何かを問う秀作。

かつての町は今でも温かく、いつまでも優しい。僕の故郷の記憶には、いつも彼が歩いていた・・・。

作品『ひいくんのあるく町』ホームページ

日本映画大学卒業制作ホームページ『ひいくんのあるく町』