2006.01.16

Category:OB

「先輩監督の映画『ピーナッツ』の宣伝もしています」浜口知俊(映画宣伝会社代表)

 

日本映画学校の0期卒もしくは横浜映画放送専門学院の11期卒といえばよいのでしょうか、どちらにしても卒業生の浜口と申します。映画学校を卒業したにも関わらず「映画宣伝会社」を経営している変り種です。
卒業製作の「バナナシュート裁判」ではキャメラマンをやっていましたが、その後縁あって映画の「制作会社」「興行会社」「宣伝会社」「配給会社」を渡り歩き独立してしまいました。
現在、これまた縁あって先輩のウッチャンナンチャンの内村光良さんの初監督作品「ピーナッツ」(1/28より渋谷Q-AXシネマ他全国順次ロードショー)や北村龍平監督の新作「Bandage」、GW公開の新作「ガメラ」のパブリシティ業務をしております。
まぁなぜ「宣伝業務」なのかというと、たまたまというしかないのですが、内村さんにしても映画学校にはいって「お笑いデビュー」するとは思っていなかったでしょうし、そういう意味で映画学校は「きっかけ」を作ってくれる場としてはやはり最適なのかなと思います。
最近は映像学校ビジネスも盛んなようで、大学や大学院でも学べる場所が増えているようですが、これは「日本映画界」にとっては非常に喜ばしいことだと思います。私も学校を卒業してから20年近く経ちますが、結果的に「日本映画」に一番欠落していたものは「ビジネスマインド」ではないでしょうか。「経済の匂い」がしない芸術は頭打ちで終わってしまいます。
日本では優秀な「ラインプロデューサー」はたくさん輩出していますが、「幹事プロデューサー」が出来る方はハウスプロデューサーでない限り、ほとんど見当たりません。
是非、日本映画学校でも「プロデューサーコース」を設置していただき、自身で回収スキームを立て、制作した映画をディストゥリビューションできるプロデューサーが出現することを切に願っています。
あっ「簿記」の授業とかあると、おもしろいかもしれないですね。

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