2007.11.12

Category:OB

「同期」伊東伸久(カメラマン)

 

学校を卒業し、この世界に入って19年目になる。
今年、同期の兼重淳氏の映画初監督作品に参加することができた。
(「ちーちゃんは悠久の向こう」2008年1月公開予定)

 

低予算だったため撮影日数も短く、フィルムでの撮影という訳にはいかなかったが、何とか形になったかなと思う。
撮影は大変だったが、同期のスタッフとの仕事はとても楽しかった。
今回は監督、私、録音技師の藤本賢一氏の三人が同期生だったが、一度はメインスタッフ全員「同期生」で仕事がしたいと思っている。それは学生の時から考えていた。

 

今日本映画学校の一年生の実習指導をしている。
まだ何もなかった新百合ヶ丘駅の周りで撮影していた頃を懐かしく思う。
彼らもいずれ現場に出るだろう。

 

最初は苦しいかもしれないが、2、3年負けずに耐えれば仕事の楽しさや感動を味わう事ができる、辛かった事や失敗も笑って話せるようになる。
そして、15年も経つころには同期の友人達が独立し始め、お互いメインスタッフとして自分達の仕事ができる。
先は長いと思うかもしれないが、案外やってみるとそうでもない。
きつい仕事が増えてはいるが、将来同期生達と実習ではなく本当の映画を撮る事を楽しみに是非とも頑張ってもらいたい。

 

(日本映画学校 映像科1期生)

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