2009.06.09

Category:OB

「GOだっ」向山英司(撮影助手)

 

「向山は年がいってるから、機材屋に行かなくてそのまま現場に出られるなら出た方がいいな。」と、
恩師に言われて3年過ぎた。 
まだフリーの撮影部として残っている。

 

確かに高校を卒業した後にすぐ映画学校に入った世代に比べると自分の方が少しだけ・・・いや結構年齢が上ではある。
そのことは映画学校に入学するにあたって一番心配した事だった。
(それ以外にも色々あったのだけれど省略。)
しかも映像科は3年間。
以外に長い、と。
卒業したら歳は・・・、と。
ん~どうでしょう、と。

 

そんなモヤモヤを抱えつつ、1年生の実習の時指導に来られたキャメラマンに相談したところ、すぐに笑い飛ばされこう言われた。
「そんな事、現場に出たら全然関係ねーよ。」と。
事実そうだった。

 

勿論自分より年下の人間が先輩であることは多々ある。
しかしそういう人たちは自分より経験があり仕事ができる。
単純に実力で上回っている人間は年齢関係なく認めざるを得ないだろう。
それと、現場には(撮影部に限らず)極端に若い人が余りいなかった。
皆それなりに遠回りして来ている人も沢山いる。

 

まあ、初めの内はそんな事気にしている余裕など全くないのだけれど。

 

さて、これから大海に身を投げ込まんとしているフリー志望の皆さん(どのパートも)。特に20代後半~30代の皆さん(扶養家族有りの方も)。
あなた達が目指す世界は予期せぬ楽しい事が一杯です!
そしてその倍以上に辛いことが一杯です!!
何かを真剣に始めようとする事に早い遅いは問題ではないです。
ただそれをどれだけやり続けるか、打ち込み続けるかが問題であり重要だと思います。多分。

 

(※機材屋=撮影の為の機材を貸し出している会社。撮影ゼミ卒業生はそこで研修生として機材の使い方を勉強しながら働くことがある。)

 

(日本映画学校 映像科18期生)

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