2009.07.21

Category:学生

「QUANTUM OF ACTION」折原拓也(俳優科2年)

 

先日、俳優の石橋凌さんによる特別講義が行われた。
石橋さんと初めてお会いするまでは、ただ単に「厳しそうな人」というイメージしか無かった。
しかしいざ話をしてみると、物凄い気さくな方で、僕の質問一つ一つ親切に答えて下さった。

 

そこで、石橋さんと自分の好きな物の共通点である「アクション映画」や「アクション俳優」の話をしたが、日本と外国のアクションの違いについて気になることをおっしゃって下さった。
それは、日本の「侍の精神」か外国の「見せるアクション」の違いということだ。

 

自分はアクションが好きといっても、この世に出ている全てのアクション映画を観てきた訳ではない。
その観てきた中でも自分が好きな物は「スタイリッシュ」なアクションや「キメ」がかっこいいアクションだ。
ジェットリーやミシェルヨーのような全肉体を使った格闘メインのアクションも好きだが、自分はジェームズボンドのようなスタイリッシュにキメてくれるアクションのほうが好きだ。

 

これは、日本の特撮作品における「仮面ライダーシリーズ」や「スーパー戦隊シリーズ」にも通ずるものがある。
特に「仮面ライダーカブト」は自分の求めるスタイリッシュなアクションが満載だ。
「クロックアップ」という高速移動をモチーフにした設定を利用したアクションシーンが売りだ。まさに自分の求める「スタイリッシュアクション」の完成系といえる。

 

高速パンチ、高速キックを繰り出し、相手の攻撃は全て避け、トドメはライダーキック。そしてキメのポーズ…とパターンになっているのだが、これがカッコイイ。

 

どんなに雑なアクションを繰り広げていてもトドメはライダーキック等の必殺技で倒しカッコよくキメてくれる。

 

侍が戦で敵を倒し刀を鞘に収めるという「キメ」とおなじでこういったものが、古来から日本人の心奥深くに眠る
「サムライの精神」なのかもしれない。

 

TAKUYA ORIHARA WILL RETURN…

 

(日本映画学校 映像科23期生)

ページトップへ