2009.08.04

Category:学生

三木監督にお話を聞いて」内匠真悠子(映像科1年)

 

7月17日、三木聡監督に、橋本ゼミで講義をしてもらえることになりました。

 

監督を提案したわたしともう一人の女の子がお迎え係になったので、
装飾などの準備を進めることになりました。

 

「イン・ザ・プール」、「亀は意外と速く泳ぐ」、「図鑑に載ってない虫」や、「ダメジン」、「転々」、「インスタント沼」・・・
三木監督の、独特のシュールな笑いが、わたしは本当に好きでした。

 

なので実際に監督がここに来て、お話を聞けるなんて嘘みたいで、当日は本当に緊張していましたが、
とても気さくな方で、お話も面白かったので、1日があっという間の早さで過ぎていきました。

 

監督は、おもしろいことがあったら、1日1個、メモをとっていると言って、
今までにとったメモを見せてくれました。
年季の入ったメモで、道端にある看板のおかしな表記や、気になった言葉などが書いてありました。

 

日常にこそ、思いつきもしないようなものがたくさん転がっている。
以前先生が話していた「日々の人間観察」の大切さがあらためて身に染みました。

 

カメラや美術など、細かいところまでとてもこだわりが強い方で、
だからこそ独自の世界が出来上がってるんだろうな、とおもいました。

 

監督が、映画をはじめた頃は、コメディ映画はまだあまりない時代だったので、
「これを映画でやるのか」とか、「これは映画じゃない」みたいなことを、言われたこともあったそうです。
それでも監督は、自分の主張を貫き通したそうです。
その話を聞いて、自分の主張を持つことは、やっぱり大切なことだとおもいました。

 

そのほかにも、脚本の書き方など、参考になるお話をたくさん聞かせていただきました。

 

憧れの監督に出会うことができて、本当にすてきな一日になりました。

 

二次会で、みんなが「いやー話、よかったよ」と言っているのを聞いて、
なぜだかわたしがうれしい気持ちになりました。

 

この場を借りて、いろいろな方に感謝の言葉を述べたいとおもいます。
呼んでくださった橋本先生、すごくがんばってくれた山口オリエさん、
ほかにもいろいろと提案してくれたり、準備を手伝ってくれたゼミの人、
そして三木監督、本当にありがとうございました。

 

(日本映画学校 映像科24期生)

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