2010.05.04

Category:学生

「恋みくじ」武田由樹(俳優科2年)

 

去年から今年にかけて、恋人たちのイベント(クリスマス,年越し,バレンタイン)とは無縁の生活を送っていました。
「番茶も出花」と母にもよく言われる程、生涯3度訪れるらしいモテ期とやらの第1回目を迎えていたのにも関わらず。
私の理想が高いわけではないと思います。
ただ理想の男性がやっと現れた頃、モテ期が終わっていたのは事実です。
ちなみに、モテ期は約半年間で終わります。経験談です。

 

これはもう神頼みしかないと思って、春休みに登った高尾山山頂付近にある神社で恋みくじを引きました。
「[中吉] とにかく、焦らず待て。」
焦らずにいられるわけがないので[理想の男性]という項目も読んでみました。
[年齢]年の差5歳以上が好ましい
[方角]西、もしくは南に住む者
[血液型]O型がよい。A型でもよい
[星座]乙女座がよい。天秤座、双子座でもよい
周りの男性を思い浮かべてみたのですが、項目をクリアする方はいませんでした。
学校や仕事以外に出会いの場は持ち合わせていないし、そもそも5歳年下って14歳でしょう?
新たな出会いを待つしかない、そう思いながら始まってしまった新学期。

 

出会いマシタ。
ただ今2年俳優科は、2,3年ジャーナルの方々と[インタビュー実習]というカリキュラムを行っています。
俳優科1人に対してジャーナルの方が1人ついて、俳優科の人間が今まで生きてきた中で1番ドラマチックだった瞬間をジャーナルの方が90秒間におさめるといった内容。
みんな、自分の身の上話や思い出を語り合って試行錯誤しています。
私もその1人なのですが、これを機会に出会った男性が[理想の男性]の3項目をクリアしていたのです。
年齢,実家,血液型,星座以外は何も知らないけど、その男性と親しい間柄になることが出来たらそれこそ1番のドラマチックな瞬間だと思い、その話を私と組むことになったジャーナルの方にお話ししました。

 

やんわりと、即、却下されました。
でも、おかげさまでその男性とはだいぶ親しくなりました。
お付き合いに至ることはまずないだろうけど、自分のドラマチックな瞬間にはいつも自分以外の誰かとの関わりがあることに気付きました。
出会いを、例えそれが一期一会な縁でも、大切にしていきたいと改めて思いました。
では、4項目をクリアし尚且つメガネが似合う方、きっと運命なので是非声をかけてください。
待っています。笑
(日本映画学校 俳優科24期生)

ページトップへ