2010.08.31

Category:学生

「信念のため生きている人は美しい」劉東根 (映像科1年)

 

人生の価値は何の肩書か何処で住んで何を食べているかではない。
「信念」 つまり何のために自分の人生を一生燃やしているかということである。

 

僕はこの学校に入るまで15年掛かりました。
韓国で大学を卒業して韓国のSにて始まる大企業に入り15年勤めてからこの学校に2010年思い切って入学しました。

 

今までの既得権を置いて全く新しい世界に挑戦することが決して易しいことではなかったんですが心の底から響いて来る何かを信じてみたかったのです。

 

正直、この学校に来る前には、普通の学校の枠といくら違うだろうと思いましたが
入ってみたら
担任先生達の能力はいうまでもなく、其々の先生の信念、映画観、人生哲学を聞いて学生から先生を選べることに驚きました。
考えるスタート ラインが違うという感じでした。

 

入学以前で習ったのは決まっている範囲の中だったので、
「この学校では限りない存在を経験させる」といったら間違いないと思います。

 

先ず日本最高の映画評論家である佐藤忠男校長から教えてもらう「映画史」では
Filmの裏と周りにある話が時には映画より面白かったです。

 

次は写真と音だけで様々な人間の様子を表現してみる「人間研究」の時間では
無から有を創ることを通して物凄く色んな事が学べました。
校長を含め先生達、全学生の前での発表の時間には無から有を超えて
感動の時間でした。
何かを創るというのがいかにも難しいことであり、だからこそ素晴らしさを
肌で経験した時間でした。

 

「人間研究」が終わってからすぐ入るシナリオ作法時間には自身が本当にシナリオを
書けるのかという疑いもありましたが、日本トップクラスの先生からマンtoマンで指導を受け、信じられないMagicが起こりました。今200枚のシナリオを書いています。
建物であれば20階位の建物の設計図を自分の頭と心から絵描いている所です。

 

一学期が終わる頃の今 巨大な宇宙を眺めた経験が忘れられないです。
そのCANVASに何を描きいれるかは己の分ですが
この学校に思い切って自分の心の底の響きを信じてみようという信念を持って
先に開かれる楽しみに向き合う心構えです。

 

(日本映画学校 映像科25期生)

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