2011.03.08

Category:学生

『土曜の夜』紺野 千咲子 (日本映画学校 映像科1年)

 

テレビでリュック・ベッソン監督の『レオン』の特集がやっていました。
それを見て ああ、懐かしいなあ。最初に見たのは中学生の頃だったかなあ。と思いだしていました。

 

ジャン・レノの渋さとナタリー・ポートマンの可愛らしさに魅せられたのは覚えていますが、
5年程たった今でも同じ事を思います。なんでこんなに渋くて格好いいんだろう。
なんでこんなにめちゃくちゃ可愛いんだろう。
そしてなぜこんなにもスタンスフィールドはムカつくんだろう!

 

もうすぐこの学校に通い始めて1年が経ちますが、30分のドキュメンタリーを作り、脚本を書き、カメラを触り、ナグラを回し、フィルムで編集をして…3学期は実習で初めて役者をしたりもしました。
この1年間でたくさんの体験をして、最近はドラマや映画を見ると
「このアングルはこうやって撮ってる」
「マイクポジションはこの辺」
など、未熟なりとも考えるようになりました。

 

『レオン』のラストシーンで、座りこんだマチルダが地面を掘り返し、観葉植物をそこに埋め、段々とスティングの曲が聴こえてきて、呟かれるマチルダの台詞
『…レオン もう安心よ』
…くそ、最高だ。

 

このシーンだけでも、カメラマン、録音、音響、編集…色々な人が協力して作られたものだと考えさせられます。

 

映画の勉強を始めて1年。昔見た映画を見返したら、やっぱり以前とは違う見方になったりするものでしょうか。
キャラクターに対しては昔と同じ事を思いましたが、あの植木鉢の意味だったり、レオンの台詞のだったり、ゲイリー・オールドマンの演技だったり…やっぱりツタヤに行って借りてこようかな。幸いにも明日は日曜だし。

 

(日本映画学校 映像科25期生)

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