2011.05.31

Category:学生

「お疲れ様です。」富安梨紗(日本映画大学 1年)

 

「おはようございます」から始まる毎日。
毎日悩みながら生きている。
人間総合研究という授業に悩まされながら生きている。
どうやったら取材対象者に一歩でも近づけるのか、どうやったら親近感を得られるのか。
それは、時間が解決するものなのかもしれない。
けど、私たちにはそんなに時間はない。
実際、あと2週間足らずだ。

 

毎日会議で何か少しでもいい意見はないか。役にたてないか。
この問題の解決策はないものか。
まだ見えない答えを必死に見ようとして皆で頑張っている。
今は先が全く見えず五里霧中といった状態だ。

 

正直、六月の上映会でどう批評されるか考えたら不安だ。不安でしかない。
でも、成功させる、いいものにするという意思だけはある。
多分1年生皆がどのクラスよりもいいものをつくりたいと思っているだろう。
私もその1人だ。
だから、もう無理だと思っても頑張れているのかもしれない。

 

裸になって言い合える仲間や(むしろ裸にならないとやっていけない)、
授業が終わっても親身になって相談を聞いてくれる先生の存在は大きい。
皆ぶつかりあったり、悩んだり、もうわけがわからなくなったりすることもあるけど
この企画をいいものにしたいという思いだけは同じだ。
だから成功すると私は思っているのかもしれない。うん。そう思いたい。
あと少しの期間で自分たちがどれだけ成長できるか、今の状態を抜け出せるか
想像はつかないけど楽しみだ。
先生が言っていた「苦しいけど楽しい」ってこのことかもしれないって今思いました。
( 日本映画大学 映画学部 1期生)

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