2011.11.22

Category:学生

「日本映画大学で。」吉見貴光(日本映画大学 1年)

 

入学して七ヶ月が経つ。まだ七ヶ月しか経っていない。
しかし、私が入学してから今まで体感してきた時間は濃厚すぎて七ヶ月という期間の
中では説明がつかない。
それほどまでにこの大学での時間は濃厚なのだ。

 

人間研究に始まり、映画制作基礎演習、脚本基礎演習。
指導教員たちは口を揃えて「基礎中の基礎」と言うが、どれも初の体験である自分にとってこれらの実習はとても疲れるものと同時にこれ以上なく楽しいものである。

 

この大学に来る学生は、みんな言ってしまえば映画が趣味以上の存在になっている人達である。
生徒同士で話すときも、教授陣と話すときも、人と話すという行為が勉強につながる
大学は日本全国探しても日本映画大学だけなのではないだろうか。

 

私たちは今、映画制作基礎演習で、撮影を終え、編集段階に入っている。
人間研究でピークだと思っていた忙しさは今では何でもないように感じる。
それでも続けてしまう楽しさが映画制作基礎演習にはある。

 

クラス毎にまったく違う作品。
それらを見るのがとても楽しみである。
毎日来る日も来る日も映画の事だけ考える生活。
慣れない人もいるだろうが慣れる人とってはこの上なく楽しいもの。

 

映画が本当に好きな人、そうでない人にとってもこの大学での生活はよい経験になる。
一年生の段階でそう思えるのだから四年生になった時にはかけがえのない経験になっているだろう。
この日本映画大学に来て本当に良かったと思います。

 

(日本映画大学 映画学部 1期生)

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