2012.07.10

Category:学生

「白山会Presents 対談 ~前編」  インタビュアー・中川つよし×白山会広報部・発智新太郎  (日本映画大学2年)

 

現在、学生自治会設立に向けて活動しているグループが日本映画大学にある。
その名も、「白山会」。
映画大学を〈日本最高のフィルムスクール〉にするため、学生たちはキャリアサポートという講義を通して活動を行っている。
白山会はその中で、自治会設立によって大学を盛り上げていこうとしている。
なぜ、自治会をつくろうと思ったのか? どんなことをしているのか? そんな彼らの実態について、中川つよしが迫っていく。

 

中川「どうも、今日はよろしくお願いします」
発智「よろしくお願いします」
中川「では、早速、白山会について伺っていきたいんですけども。白山会っていうのは一体どんな集まりになるんでしょう?」
発智「一言でいうと、主体性を持った学生同士がつながる機会をつくり、大学を活性化させるってことで活動しているグループなんです。自治会っていう学生が結集する場をつくって、一人一人が活発に行動できる環境・校風をつくっていって、映画大を盛り上げていこうと」
中川「映画大を盛り上げる、ですか。なぜ、そのようにお考えになったのでしょうか?」
発智「今、映画を学べる学校って色々あるじゃないですか。その中で『やっぱり映画大学がいい』って思ってもらうためにどうしたらいいかな、って。やっぱり、学生がやりたいことをやってる風景って魅力的に映ると思うんですよ」
中川「なるほど。では、具体的にはどんな活動を行ってるんでしょうか?」
発智「そうですね。まず、学生掲示板というものをつくりました。それと、Twitterやってます。主にもう一人の広報の大鋸くんに任せてるんですけど。全体としては、地域交流としてゴミ拾い清掃に参加したり、他のキャリアサポートのグループとも連携を取ろうというところです。あと、7月25日に球技大会を開催する予定なので、ふるって、ご参加を!」

 

中川「早くもいろいろと活動されてるんですね。こういった活動の狙いとか、ぜひ聞かせていただきたいんですが」
発智「学生や他大学や地域に向けて、それぞれのやってることを透明化させると、もっと色んなことがやりやすい環境になるんじゃないかな、と思いまして。要するに、つながりを生む手助けなんですよね」
中川「でも実際、学生の人たちって自分たちで仲間を見つけて、どんどんやっていくみたいなところはありませんか?」
発智「う~ん、そうですよね。『お前らに言われなくても、勝手に俺たちでやってるよ』っていう考えもあるだろうし、そういう人たちの方がだいぶアクティブですよね。だから、僕らも白山会ってどういう立ち位置にいるんだっていうことで悩んだりするんですけど。……でも、そういうこととは違う目標っていうか。継続的にやってかないと達成できないことってあると思うんですよ」
中川「継続的にとは?」
発智「将来的なことも含めてやっていきたいんですよね。数年経って、足跡が残らないのって寂しいかなって。例えば、学生掲示板を立てることだけでも、講師の方や学校側にお願いしたり、いろいろな許可申請をしたりで、これ一個つくることだけでも中々すぐにはできないんですよね。みんなが思ってる『あったらいいな、こんなもの』的なアイデアって、簡単なようで、実行する時とのギャップがけっこう激しくて。学食ほしい、とかもよく言われるんですけど、それも同じで、数人が集まって一か月とかで完成するものじゃないんですよね。実現に向けての道のりはすごく長い。しかも、一回こっきりで終わらせないようにうまく続けていくような工夫も必要だし」
中川「つまり、個人では超えられない壁にぶつかった学生を、白山会が手助けするということでしょうか?」

 

発智「そう。リポビタンDのファイト一発! 的な」
中川「ファイト一発ですか…。なるほど。自治会設立に向けて、困難な道のりが続くと思われますが、どのような決意で臨んでいるんでしょうか?」
発智「難しいからって諦めちゃうのって、つまんないじゃないですか。何か自分たちが立ち上げたものが認められて、一つ形として残っていくって考えるとワクワクしませんか? 自分たちがいなくなった後も、続いていくもの、掲示板もそうだし、自治会自体がそうやって続いていかなきゃな、って思ってるんで。それには、やっぱり一人とか数人じゃ難しい。正直、残るかどうかっていう不安も少しあるんですけど、でも、それなりに集まってやっていけば何とかなるんじゃないのかなって思ってるんですよね」
中川「なるほど。白山会の目指すものが見えてきたように思います。これからも新しい取り組みに挑戦していく白山会を、応援できればと――」

 

ガラガラガラガラ……

 

大鋸「お疲れー、あれ、発智くんどうしたの?」
発智「あ、ちょっと取材で。こちら、インタビュアーの中川さん。彼がもう一人の広報部の大鋸くんです。そうだ。せっかくなので、彼も含めた対談にしませんか?」
中川「よろしいんですか? お時間の方とか――」
大鋸「おおおおおおうっ、取材!? マジで? やっちゃいましょう! いろいろお知らせもあるし、裏話とか暴露しちゃいますよww (」・ω・)」うー! (/・ω・)/にゃー!!」
中川「は、はあ、よろしくお願いします」

 

……後編に続く。

 

(日本映画大学映画学部1期生)

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