2012.11.20

Category:学生

「『映画大好き』と言いたい」 中江光太郎(日本映画大学2年)

「『映画大好き』と言いたい」 中江光太郎(日本映画大学2年)

 

僕はまだそんなに映画が好きじゃない。
好きか嫌いかと言われれば好きなほうだが、周りの人たちにと比べると全然だと思う。
じゃあなぜこの大学に来たのかと聞かれると、正直わからない。
そんなに勉強ができたわけではないし、はっきりした目標もなかった。
だけど僕の生活の傍には映画があったからこの大学に進むことにした。
映画はそんなに好きじゃないが、何かいいものを作りたいという気持ちはある。
作るために結構必死になれる。
大学に来る前は、何か必死でやろうとするとなんだか冷たい目で見られたし、ちゃんと受け止めてはくれなかった。
でもこの大学ではみんなちゃんと受け止めてくれる。
子供な僕の意見を聞いてくれるのには心底感動した。(大分あとになってからだが)

 

僕の立場はふわふわしている。

 

父親が映画監督、沖縄出身、映画はまだそんなに好きじゃない。
あまりにも珍しい経歴で逆にはっきりしてるじゃないかと思うかもしれないが、僕の中では定まらない。
親がどうこうというのは、僕自身には関係のないことで、沖縄出身ということは、内地との文化が違いすぎてちょっと異国にいる気分である。
「映画が大好きで好きな映画を学ぶために上京してきた学生」
こんな風に自分の立場を固めたい。
ついでに映画も大好きになりたい。
そのために僕はここで学び、自分を定めていくのだ。
(日本映画大学映画学部1期生)

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