2013.09.17

Category:学生

「しんゆり映画祭に参加」山村尚史(日本映画大学 3年)

 

 

新百合ヶ丘は芸術の街として有名で、そこに日本映画大学という映画の単科大学があると知り、地元の福岡を飛び出してきてもう3年。
思えばあっという間の3年間でした。
今日はその日本映画大学と前々から繋がりのある“しんゆり映画祭”について少し。

 

僕がしんゆり映画祭を初めて知ったのは、大学の掲示板に貼ってあるポスターでした。
1年生の夏、大学に入って間もない頃に長い休みをどう過ごそうかと考えているとき、
「KAWASAKIしんゆり映画祭」「野外上映会」などという面白そうな見出しを見つけました。
野外上映会というのが特に興味を持ったので知り合いに話を聞くと、毎年この時期にやっている新百合ヶ丘の恒例行事なんだとか。
自分のような入りたての暇な映画大生としては是非参加すべきだと、しんゆり映画祭事務局の方にスタッフとして立候補しました。

 

僕は野外上映会でPAという音響スタッフに配属され、当時映画学校の録音部講師だった丸池さんと映画学校の先輩方の下でお手伝いをさせていただきました。
てきぱきと動いている先輩方を見て、自分のような何もできない1年坊やがここにいていいのかと疑問に思うこともありました。
が、そこは「俺だって映画大生なんだ!」と、先輩方の動きを見よう見まねで動きながら、丸さんサポートに励んだ思い出があります(笑)。

 

それから野外上映会当日に向けて機材チェックや当日の段取り等準備をしていき、上映会当日は大成功を迎えた…と言いたいところですが、まさかの雨天。
麻生小学校の校庭に設置された機材諸々はすべて同小学校の体育館に移しかえ、予定通りの映画を上映するかたちになりました。
上映されたのはドラえもんの映画。
体育館いっぱいになって子供たちが映画を楽しんでいる姿を見て、ホッとした反面、外で見せてあげたかった(自分も外で見たかった)という思いもありました。
その年の上映会は野外でこそなかったものの、ひとつの空間でお客さんもスタッフも一体になっていたと思います。
大学1年の夏、自分にはかけがえのない思い出として残りました。

 

後日、聞けばこの野外上映会、映画祭の中の一部で、10月頃に本祭があることが判り、更にしんゆり映画祭に興味を持ちました。
最近では僕は野外上映会も毎年お手伝いしていますが、ジュニアワークショップのスタッフにも参加しています。
中学生が自由な発想で映画を撮ることをテーマにしたジュニアワークショップ。
その回りを大人のスタッフがサポートするという活動です。
こちらもまた勉強になることが多いので、去年から参加させてもらっています。

なんだかんだ長くなってしまいました。
こんなに書くつもりなかったんだけどな(笑)。
とにかく、新百合ヶ丘という街で野外上映会だとか中学生との映画撮影だとかを毎年夏にやってるということだけでも知ってもらえたら嬉しいです。
もし関心を持ってもらえたら映画を見て帰るだけじゃなく、スタッフの方に回ってみませんか?
大変なこともあるけど、色々な人たちと繋がることができるし、とても充実した夏が送れると思います。
(日本映画大学 1期生)

 

KAWASAKIしんゆり映画祭2013
10月5日~13日開催
http://www.siff.jp/siff2013/

 

ジュニア映画制作ワークショップ「My Good Friends」

上映日時:10月13日(日)10時20分
場所:川崎市アートセンター
*入場無料

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