2013.10.01

Category:学生

「 『能楽概論』を受講して」 大塚しおり(日本映画大学1年) 

 

私は、前期に教養科目の「能楽概論」を履修しました。

「能楽概論」と聞くと少し難しい感じがするかもしれませんが、全然そんなことはありません。

私は、元々日本史が好きなことや、実技を行うという点に強く引かれ、受講したいと思いました。

講義は、能楽の歴史を座学で、謡、舞を実技で、その3つを90分の間に行うというものでした。

 

一番初めに 能楽師の中所宜夫先生が手本を見せて下さったとき、普段の優しそうな顔がキリッと引き締まった目付きになり、先生の舞と能楽の魅力に一気に引き込まれました。

でもそれと同時に、私が舞えるようになるのだろうかと不安にもなりました。

しかし、分からないところを先生に聞くと、いつでも丁寧に教えてくださり、毎週毎週能楽の講義を楽しみにしていました。

 

一番最後の講義では、謡は皆で、舞は一人ずつでと、発表形式で行いました。

また、先生の
「着物とか浴衣とか持ってる人はそれを着て参加してもいいですよ」
という発言がきっかけで、数日前に女子の間で本番は浴衣を着ようかという話になり、女子の半数程が浴衣で参加しました。

 

本番は緊張もしましたが、とても楽しかったです。

一緒に受講していた先輩方とも話すことができ、初めに思っていたよりも何倍も楽しい講義で、「能楽概論」を取って良かったなと思いました。
(日本映画大学 3期生)

 

教養科目シラバス
http://www.eiga.ac.jp/course/syllabus/

 

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