2014.07.29

Category:学生

「映画祭やります」発智新太郎(日本映画大学学生自主映画祭“JIMI fes”実行委員長)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまらない人間がいないように、つまらない映画もないと思う。

 

たまに、時間と金を返せ!と映画館で叫びたくなることもあるけれど、
その悲痛な想いを肴にして、映画好きな連中とわいわい飲み交わすのも悪くないなと思う。

それ以上に、心揺さぶられた作品を見終わって、ぼんやりと帰りの電車で振り返る一時は何ものにも代えがたい瞬間だと思う。
人によって色々思い入れはあるんだろうけど、そういう帰り道に「自分も映画つくろう」と思い立った人は多いんじゃないだろうか。

ただ、そこから映画を完成させるまでの道のりは長い。
企画して、脚本を書いて、資金を集めて(ほとんど自腹だろうけど)、スタッフを募って、スケジュールを切って、ようやく撮影に入る。
現場での戦いが始まると、予期せぬトラブルと社会的制約に立ち向かいながら、思い描いていたイメージを現実にえぐられ、それでも最後までつかみ取ったものが素材となる。
で、そこから編集作業に入って、あーでもないこーでもないと言いながら、こんなはずじゃなかったんだけどなぁ…と惨めになって、お蔵入りしてしまう作品は少なくない。

それにもめげずに、誰かに見て欲しくて作品を上映する。
どうにかして借りた会場で受ける反応は、その道のりを一蹴するようなものだったりする。
だけど、たまに見てよかったと思う人が居て、帰りの電車で「自分も映画つくろう」と思いついたりするんじゃないだろうか。

実習に気力体力を奪われる我が校の中でも、その間隙を縫って自分で映画をつくっている学生が何人かいる。
けれど、それを一堂に会して見る機会がないな、と思って、映画大学で映画祭をやろうと決めました。
企画から早一年半、映画づくり同様に起こる多くの障害を乗り越えて、この度、映画大生の自主制作映画作品を集めて、小さいながらも映画祭を開きます。

映画祭というよりもほとんど上映会に近いものかも知れませんが、自分の手で映画をつくりたい人、自主映画ってどんなものか興味がある人、ぜひお越しください。
入場無料です。
(日本映画大学4年脚本演出コース)

 

 

以下、詳細です。
この度、映画大生の自主制作映画作品を集めて、小さいながらも映画祭を開きます。
内容は、映画大生の自主映画の上映と監督たちのトークショーを予定しています。
自分の手で映画をつくりたい人、自主映画ってどんなものか興味がある人、ぜひお越しください。

 

JIMI fes(日本映画大学学生自主映画祭)』

開催日時:平成26年8月7日 10時~16時 (天候等により延期する場合は翌日、8月8日に開催予定)
開催会場:日本映画大学 白山校舎 H210教室   入場無料で出入り自由です。

【上映スケジュール】
9:30 開場
10:00 開会
10:15 『麺男』…監督:山田弘樹(2年)、出演:梅崎誠仁、恵福幸恵
10:25 『好きをください』…監督:恵福幸恵(2年)
10:40 『RESET』…監督:大竹紀郎(4年)、出演:近藤希美、立石逸平、宮瀧翼
11:10 休憩
11:20 『私の映画爆弾』…監督:白沢文晴(4年)、出演:廣瀬優里、吉田翔吾
11:50 『サウンドオブ新百合ヶ丘』…監督:青柳拓(3年)、出演:ロネマ座
12:20 昼休憩
13:00 『people get ready』…監督:茅嶋直大(2年)、出演:黒田光、末吉秋介、マサキ
13:10 『M in S』…監督:林賢二(2年)、出演:市川洋介、小柳水門、小西武、上野竜
13:20 『OH MY GOD』…監督:清水理俊(4年)、出演:保良優太、遠松優香
13:40 『レナ』…監督:立石逸平(4年)、出演:倉八慶、有馬千裕
14:10 休憩
14:20 『SNOWGIRL』…監督:山下大裕(4年)、出演:縄手麻里、縄手梨乃
15:20 休憩
15:30 作品トークショー、質疑応答
16:00 閉会
※当日の進行状況により、予定の時間が前後する場合がありますのでご了承ください

真夏の暑い中ですが、皆さんの参加をお待ちしております。
どうぞ、よろしくお願いします。

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