2014.12.16

Category:OB

「在学生の皆さんへ『MARCHING-明日へー』」関 桂子(脚本家)

 

初めまして。
日本映画学校5期生の関桂子と申します。 
先日、恩師の千葉先生としばらくぶりに映画学校(おっと、今は大学ですね)におじゃまし、卒業後初めて懐かしい校内を歩いてみました。

 

そっと教室を除いたりしながら屋上まで歩き、あの頃のことを思い出しました。
当時の名物カリキュラムだった農村実習、初めて書いたシナリオ、16ミリフィルム実習、書けなかった200枚、卒業制作…。
撮影実習の時に指導の西川先生から頂いたアングルファインダーは今でも宝物です。

 

週末や夏休みは学費稼ぎのアルバイトをしながらの3年間でしたが、課題だけでなく映画館へ行く時間もたくさんあって、とにかく楽しかった。
あっという間の、青春の1ページでもありました。

 

卒業後は独立映画プロダクションの組合事務所やら百貨店の販売員やら学生寮やら…様々な職場に身を置きながら、ダラダラと一文にもならない文章を書いたりしていましたが、2011年に中田新一監督から声をかけて頂き、念願だった脚本スタッフとして1本の映画製作に携わり、今年ようやく公開となりました。

 

 

『MARCHING-明日へー』。
横浜のマーチングバンドと福島の震災をからめた、若者たちの交流と家族の物語で、クラシックあり、ジャズあり、民謡ありの音楽映画です。

 

https://www.youtube.com/watch?v=XW91FcEV084 ←映画予告編はこちらから
共作ですがこれが初めての脚本、卒業から20ン年を経ての、おばちゃん新人です。

 

でも、天国へ旅立たれた、担任の曽根義隆先生、観て頂きたかったなぁ…。
これから新百合ヶ丘他、全国各地でコツコツと上映していく予定ですので、ご覧頂ければ嬉しく思います。
http://www.marching-movie.jp/ ←上映館情報などはこちらから

 

 

学生時代は出会いと発見の時期。皆さんの毎日にもたくさんの感動と失敗と、目標への第一歩がありますように。がんばって下さいね!

(日本映画学校 映像科5期生)

 

ページトップへ