日本映画大学 日本映画大学

身近な社会の疑問の中に、進路を考えるヒントがある!キミの「???」の先に日本映画大学の学び
AI時代の仕事
地域格差
他者・自己理解
少子高齢化
心の健康
異文化交流
ワーキングスタイル
毎日の生活の中で、ふと思い浮かぶ疑問や気になることはありませんか?
もしも、社会のさまざまな問題を解決する新しいアイデアや技術が生まれたなら、私たちはより幸せな生活を送ることができるでしょう。
この考えは、国際目標“SDGs”*として世界全体で共有され、高校の授業などで取り上げられているだけでなく、大学の学びでも強く意識されています。
社会の課題に興味をもち、自分の感性で向き合うことは、大学で学ぶ内容や進路を決めるときの重要なポイント。
特にこれからの大学入試では、「なぜその大学・学部で学びたいか」「学んだ知識をどう社会に役立てたいか」という視点が大切になっていきます。
社会と日本映画大学の学びのつながりを、自分の将来を思い描くヒントにしてください。
* “SDGs”とは
今を生きる私たち、そして未来の地球に生きる人たちが幸せに暮らすために掲げられた、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。掲げられた17個の目標を世界の国々が2030年末までに達成することで、社会的課題の解決をめざします。
AI時代の仕事

日本の労働人口の約49%が、仕事を奪われる!?

AIやロボットが進化していく中で、「人間」にしかできないことって?
2025年〜2035年には、AI(人工知能)やロボットが、日本の労働人口の約49%が就いている職業を人の代わりに行えるという試算があります。一方、人間にしかできない51%の職業の多くは、人と対話する力や抽象的な概念を整理する力が必要なものばかりです。特に、言葉や映像、音声、芸術などを創り出す力は現代よりもっと大きな価値をもつでしょう。
AI時代の仕事

※出典:株式会社野村総合研究所「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に~601種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算~」(2015)

学びのアプローチ

  • 人間総合研究
  • 脚本
  • 文芸
  • など
少子高齢化

2030年には人口の1/3が高齢者になる!?

子どもも高齢者も、いっしょに
楽しめる活動って何だろう?
子どもや高齢者などが世代を超えてふれあえる活動として、「演劇」が注目を集めています。大きな声での発声練習や、その場で出会った人たちとの即興劇などを体験。役を通した自分の表現が他者に受け入れられ、自己肯定感が高まったという報告もあります。不登校の減少や認知症予防など、さまざまなメリットが期待されています。

学びのアプローチ

  • 演出
  • 身体表現
  • 演劇ワークショップ
  • など
少子高齢化
地域格差

日本の人口の3割が東京圏に集中!?

地方を盛り上げるために
何ができる?
人材・情報・資金などが、東京に一極集中していることが問題になっている現代。映画やドラマなどの映像作品の力で、地方を盛り上げる試みが行われています。その地域の魅 力、ロケーションや伝統産業を取り入れた作品や、災害などの体験を伝えて注意喚起する作品など、視覚・聴覚・ストーリーなどで観客の心を動かす、映像ならではのアプローチです。

学びのアプローチ

  • 演出
  • ドキュメンタリー
  • 脚本
  • 映画プロデュース
  • など
地域格差
他者・自己理解

現代は、生身の人間と接する機会が減っている!?

他者と心の距離を縮めるには
どうしたらいい?
インターネットの普及で他者との距離の取り方が変わりつつある中、面と向かって対話し、その言葉や表情と向き合う“インタビュー”の意味が見直されています。たとえば、若者が年配者の人生や過去の体験を聞く「ライフストーリー・インタビュー」という取り組みは、相手を深く理解するとともに、自分自身の感情や感性を掘り下げるきっかけにもなります。
他者・自己理解

学びのアプローチ

  • ドキュメンタリー
  • 社会学
  • 人間総合研究
  • など
心の健康

仕事で強いストレスを抱える労働者は約6割!?

映像やゲームの力で
人の心を元気にできる?
今の日本社会では、労働者の6割がストレスを抱えているといわれています。その一方で“癒し”に関する研究も進み、自然の景色やゆらめく炎など、豊かに変化する視覚刺激が心にポジティブな影響を与えることも知られてきました。たとえば、脳科学や心理学などを取り入れた映像作品やゲームなど、映像には新たな癒しのツールとしての可能性が開かれています。
心の健康

学びのアプローチ

  • デジタル技術
  • 演出
  • 特撮
  • など
異文化交流

「平成」の約30年間で、
外国人留学生が8.5倍以上に!?

異国の文化を
もっと深く理解し合うには?
グローバル化が進む中、異文化間で、民族や宗教、ジェンダーやセクシュアリティの違いなどが問題に。このような文化の違いを理解するために、各国で作られた「映画」を分析するという手法があります。映像やストーリーに反映されている作り手の価値観や、作り手を育んだ文化的背景を考えることが、他国の文化や日本との関わりなどを見直す助けになるのです。
異文化交流

学びのアプローチ

  • 表象文化論
  • テーマ研究
  • サブ・カルチャー論
  • など
ワーキングスタイル

将来は“自分らしく”働きたいけど…

それぞれの個性・能力を活かせる
働き方ってあるのかな?
“自分らしい働き方”と聞くと、自分の夢をかなえるために我が道を行く、といったイメージを抱きがち。しかし、実は目標に向けて他者と協力する「チームワーク」こそ、個性や能力をストレスなく発揮する助けになるのです。映画制作は、この「チームワーク」を重視した究極のプロジェクト。自分の長所を活かして、仲間とともに短所を補い合える関係づくりを学ぶことができます。
ワーキングスタイル

学びのアプローチ

  • 国際合同制作
  • こども映画教育
  • 卒業制作
  • など
今、大切な言葉の力
“言葉”は他者を理解し、社会と対話するための手段。ときには、人の心を動かし人生を変えるほどの力をもつものです。物語や脚本の制作では、“言葉”を使って自分の考えを伝える表現力はもちろんのこと、受け取り手の気持ちを考える客観性も磨きます。人生の選択肢が増え、自分と違う生き方をする人への理解や心配りが必要な現代。そんな時代だからこそ求められている、他者を思いやりながら表現力豊かな“言葉”を紡ぐ力が身につきます。

日本映画大学では、脚本や文芸を学ぶコースを設置しています。