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2012.4.10

日本映画大学の第二期生を迎える入学式が開催されました

2012年4月5日(木)、日本映画大学第二期生を迎える入学式が、川崎市麻生市民会館大ホールにて行なわれました。桜が満開の中、ご家族や来賓の方々など多数の列席を頂き、編入生4名を含む148名の新入生が式に臨みました。
 

まず最初に天願大介学科長が登壇し、開式の辞として学生諸君にメッセージを伝えました。
 

「君 たちが期待している通り、この大学は普通の大学ではありません。普通の大学で教えないことを、普通ではない人間達が教える場所です。 例えば料理を学ぼうと思ったら、まず食べないといけません。いろんな料理を食べて、味を覚えて、自分の舌を磨かないと料理は学べませせん。同じよう に、ここでは映画を観る力を養う必要があります。今までは一観客として漠然と映画を観ていればよかったかもしれませんが、これからは、観るということにつ いて自覚的に勉強して欲しいと思います。 こんな時代に日本映画大学を選んだ君たちは、当然、並々ならぬ覚悟があることと思います。この普通ではない学校で多くを学び、自分の好きなことで、生き抜 くために戦える力を身につけて欲しいと思います」
 

学生諸君は、天願大介学科長の言葉をしっかり受け止め、これから始まる4年間に対して新たな覚悟を固めたようでした。

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入学式入り口にて

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会場入りした新入生達

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壇上の様子

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天願大介学科長

佐藤忠男学長

続いて佐藤忠男学長が登壇し、学長式辞を述べました。

「入学おめでとう。映画の歴史は117、8年というごく短い歴史しかありませんが、猛烈なスピードで進化しています。最初は見せ物に過ぎなかった映画は、やがて娯楽の王様と言われるようになり、記録的な価値も見いだされ、そして芸術と呼ばれるようにもなりました。少し前まで一部の先進国だけのものだった映画は、今や世界中の国々で作られるようになりました。これからの時代は、そんな異なる価値観を持つさまざまな国々から生まれた映画が、ハリウッド映画の一極集中ではなく、あらゆる国々がバランスを持って調和できるような、人類共通の文化として共有できるものになっていくでしょう。また、そうしていかなくてはいけません。それこそが我々に課せられている重要な使命でもあります。そのためには、国際的な教養をもった映画人が必要です。もちろん、視野も広く深くなくてはいけません。これからの4年間でやることはいっぱいあります。ぜひ、大いに頑張ってください」

学生たちは、学長のスピーチをしっかりと心に刻んだようでした。

川崎市長 阿部孝夫氏

本入学式には、日本映画大学の開学に対して多大なるご尽力を賜りました川崎市長の阿部孝夫様、川崎商工会議所会頭の山田長満様、川崎市文化財団理事長の北條秀衛様、昭和音楽大学理事長の下八川共祐様。社団法人白山まちづくり協議会副会長の吉元進様が来賓としてお越しくださいました。そして、来賓の方々を代表し、阿部孝夫川崎市長にご祝辞を賜りました。

「日本映画大学へのご入学を心からお祝い申し上げます。また、ご家族に皆様にも併せましてお慶び申し上げます。川崎市は、”映像のまち・かわさき”として、ざまざまなシンポジウムや、映画祭を開催するとともに、多くのシネマコンプレックスが立地し、映像文化の創造拠点となるアートセンターを有するなど、映像に親しむまち、映像文化を発信するまちとして機能しております。この日本映画大学も、日本映画学校の創立者でもある今村昌平監督が川崎市役所にお越しになり、さらに強力な映画人を養成するために映画の大学を作りたいんだという、熱い思いを語ってくださったことから、川崎の地に誕生することになりました。将来は、この新百合ヶ丘から、映像関係の優れた人材として巣立ち、国際社会で活躍頂くことが我々の念願です。ぜい、大いに学んでください」

佐々木史朗理事長

そして佐々木史朗理事長からも祝辞が述べられました。

「日本映画大学は、前身である日本映画学校という30数年に亘る歴史を持っています。これは今村昌平監督が作った学校です。今村監督は学生たちに言葉を残しています。 “人間とは、かくも汚辱にまみれたものであるのか。人間とはかくもいかがわしい生き物であるのか。人間とはかくも弱々しい存在であるのか。しかし、人間はかくもピュアな存在であるのか。そしてこれを問う己は一体何なのかと反問して欲しい。個々の人間観察を成し遂げるためにこの学校はある” 私は、今日、この今村監督の言葉をそのまま皆さんに投げかけたいと思います。よくぞ日本映画大学に来られました。歓迎します。皆さん、入学おめでとう」

佐々木理事長から紹介された今村昌平監督の言葉。学生たちにはその言葉通り、しっかりと自分自身を見つめて欲しいと思います。

また、壇上で見守る専任教員陣(教授、准教授、講師)と非常勤講師陣が一人ずつ紹介されました。

髙橋世織学部長

最後に高橋世織学部長が登壇し閉式の辞を述べました。

「本学には映画を学ぶのに創作系の先生方、理論系の先生方が同じように数が揃っております。この両翼が交差し越境しながらコラボレーションするという独自のカリキュラム編成を採り入れております。これまでの大学教育の現場では見られなかった光景です。その中で、諸君らは大いに学び、疑う力、反問する力、決断する力、躊躇する力、そして、したたかに生き抜く力を身につけて欲しいと思います。 今日から、日本で唯一の映画大学の学生となったという自覚と誇りをいつまでも持ち続けて、4年間を大事に楽しんでください」

学生諸君は今日から映画人としての第一歩を踏み出しました。これからの4年間が皆さんにとって充実した素晴らしい経験となることを祈ります。入学おめでとうございます。

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