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2013.1.10

内田伸輝監督『おだやかな日常』学生試写会&UST討論会を開催しました。

12月17日。日本映画大学・新百合キャンパスにて内田伸輝監督『おだやかな日常』の学生試写会とUST討論会が行われました。

映画『おだやかな日常』は3.11の震災に続いて起きた福島第一原発事故後の東京を舞台に、見えない放射能の存在に揺るがされる共同体や、それに立ち向かう夫婦や母と娘の日常を描いた作品です。

僕はこの作品に同じ2年の三澤拓哉さんと共にプロデューサーアシスタントとして関わったことから、主演・プロデューサーの杉野希妃さんからの「若い世代と子を持つ母親にぜひ観て欲しい」との声を受け、この企画を立ち上げました。

学生試写会

僕 は本学で、未だ非公認ではありますが「映画部」というサークルを主宰しており、今回はその関係で知り合った、メディアクリエイターの森田悠介さんに協力し て頂きました。現在彼は “映画を観て語る場”づくりを行っています。そして早稲田大学に在学中からUSTreamにおいて討論番組も行っており、今回はそのノウハウを生かして本 作を発信しようという企画にしました。当日、試写会には約60人の学生やママさんが集まりました。なかにはツイッターでの告知を見た他大学の学生や、妊娠 中の方までおられました。

学生試写会02

討論会は司会を森田さんが担当。パネラーは早稲田大学や共立女子大学の学生たち、本学の原美鈴さんと劇団青年団の ブライアリー・ロングさんで、約2時間行われました。前日に行われた衆議院選挙の結果も絡めながら、映画によって思い起こされた3.11の記憶、そこから 考える日本の現状やその未来が主なテーマでした。

最後に本作の主演でありプロデューサーの杉野希妃さんと内田伸輝監督も登壇され、感想を踏まえた質疑応答を行いました。

学生試写会03

『おだやかな日常』を 観て感じる事は、3.11のときの自分とこれからの自分、そして広い意味での“未来”だと思います。あの日から日本は変わってしまって、数日後には放射能 のない世の中では無くなってしまった。この映画であの日を追体験し、あの時の自分を思い出し、何かを感じる事が出来るはずです。それはきっと未来を変える 一歩へと繋がり、私たちの希望を支えるものと成ります。『おだやかな日常』を観て、語り合うというただそれだけで私たちの何かが変わると信じます。その “今”はちゃんと“未来”へ繋がって行きます。そんな事を想って討論会を聴いていました。

映画が繋いでくれた不思議な縁によって成り立ったこの様な企画をもっとこの大学で打ち出せていけたらと思います。そのときは皆さま、ぜひまたご参加下さい。

(2年 理論コース  原啓仙)

学生試写会04