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2013.10.25

OB中野量太監督を招いて「秋のオープンキャンパス」を実施しました。

2013年度第3回となる秋のオープンキャンパスが10月13日(日)白山キャンパスで実施されました。
今年2月公開された劇場デビュー作『チチを撮りに』で、さらなる活躍が注目される新進気鋭の映画人・中野量太監督(日本映画学校2000年卒業)を迎え、3年生の宮瀧翼さん(脚本演出コース)と2年生の前田宇海さん(脚本演出コース)が聞き手として臨みました。
「受付でオープンキャンパスに来た学生だと思われてしまいました」と、中野監督の作品に流れるような笑いで始まったトークショーは、自分自身が勝負しなければならないとの思いからつくった『チチを撮りに』についてや、日本映画学校生時代についてのお話などを伺いました。

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  • 映画監督とは
映画監督にはさまざまなタイプがいるが、学生時代、プロの現場に入ってからも、「なんておもしろいものを撮ろうとしているのか」と “おもしろいと思うものを伝えようとする”現場での雰囲気作り、気遣いをするのが監督の仕事だと在学生や来場された方々に語られました。
  • 「学校に入る」ということ
在学生からの「現場にすぐ入らずに、学校に入るメリットとはなにか」という質問に、「『映画が本当に好きなのか』ということを本気で問い続け、考え続ける期間だと思う」と答えられました。「4年間で答えを出せるようになるには、1つ1つの実習や講義を一生懸命やるからこそ。信念が生まれる瞬間に気づけた」と力強く、受験生に伝えていました。

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トークショー後には、学生広報部のインタビューにも気さくにお答えしていただきました。
2000年卒業制作作品『バンザイ人生まっ赤っ赤。』について、富士山の近くに合宿に行き、クラスの脚本をすべて読み合って選ばれたことや1、2年次は脚本が最終選考で落ちてくやしかったこと、卒業制作でエネルギーを使い果たし苦しんだ助監督時期など、監督としてではなく、先に進む先輩として近い距離でお話して頂きました。
また、当時卒業制作の現場を振り返りながら、「何も考えずに夢中でつくっていた。だから勢いのある作品になっているんだよね」と笑顔で答えて下さいました。
そして、テレビのADの仕事をしながら映画を撮ることは、身体的にも精神的にも可能なのか。という質問に、「常に映画を撮るために、フリーの仕事をするなど、時間をつくれるようにしていた」とのこと。デビュー作『チチを撮りに』で、国際映画祭等で多数の賞を獲り、国内外から高く評価された中野監督。遠くを見つめるように「これからが、さらなる勝負」と飾らずに、ひとりの人間として語ってくださいました。

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学生時代に作品をつくった仲間や一緒に寄り添ってくれた教員、楽しさと苦しさのなかでつくられた作品を観せるときの興奮。出会いのなかで経験してきた「映画が本当に好きだ」という衝動の先でなにをつくるのか、中野量太監督の今後の活動からも目が離せません。
秋のオープンキャンパスでは、撮影スタジオでの中原俊教授(映画監督)、稲垣尚夫(映画美術監督)による「監督と美術の関係」について、高橋世織学部長(文芸批評家)による「21世紀の映画の使命〜見世物興行の起源に立ち返って…」の公開授業、大友りお教授「推薦入学試験対策講座」、本学教員、学生とのフリートークなどが行われました。

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次回は12月8日(日)に進路相談会を行います。
個別相談ではAO入試や奨学金のことなど、より詳しい内容にお答えします。
本学の雰囲気や、第一線で活躍するプロの教員達、学生達の様子を知る機会です。ご参加お待ちしております。

進学相談会詳細はこちら
 
(写真・文 学生広報部)