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2014.2.10

公開講義「ジャーナリズム論」で大澤信亮准教授による連続対談が行われました!

2013年12月から2014年1月まで行われた公開講義『ジャーナリズム論』は、大澤信亮准教授がゲスト講師との対談を行いました。
 

大澤信亮准教授

日本映画大学で独特な講義が数多くあります。“映画の大学”ならではの撮影実習はもちろんですが、座学においても第一線で活躍される方達を積極的にお招きし、学生達とプロフェッショナルとの交流を図っています。
 
「創作活動と社会との結びつきを考えることはクリエイティブの第一条件である」という理念のもと開かれたこの公開講義は、気鋭の批評家として注目されている大澤准教授と現在を代表する言論人に直に触れあう貴重な機会となり、学外の方々からも多くの反響を頂きました。

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●開講スケジュール *括弧内は講義テキスト
第1回目 12月7日 東浩紀氏(『動物化するポストモダン』)
第2回目 12月14日 中島岳志氏(『秋葉原事件』)
第3回目 12月21日 杉田俊介氏(『フリーターにとって「自由」とは何か』)
第4回目  1月11日 山城むつみ氏(『ドストエフスキー』)
第5回目  1月18日 大澤真幸氏(『〈世界史〉の哲学 古代篇・中世篇』)
 
ゲスト講師プロフィールはこちら

東浩紀氏

中島岳志氏

杉田俊介氏

大澤真幸氏

参加した本学学生は、まずテキストに使用されるゲスト講師の著作を精読しました。
これは著者に向き合うための事前準備ですが、学生達とって「読み込むことは新しく何かを考えることだ」と思いを新たにする機会となったようです。いずれの著作も安易に取り組めるものではありません。最初は戸惑うこともあったようでしたが、粘り強くテキストに集中し、自分たちが持つ言葉以上の文章を必死に掴もうとしていました。
当日は対談前に学生各人が作成したレジュメをもとにディスカッションを実施。円形に椅子を並べ、読書会さながらの教室では「語りかけること、寄り添うこと」の大切さを強調する大澤准教授の言葉を学生達も真剣な表情で受け止めていました。
対談は、全回で想像以上に真剣なものになりました。
東氏、山城氏との対談では大澤准教授とのスタンスや視点の違い、将来にわたる方針の違いが鮮明になって激しい議論となりました。予定時間を大幅に超過して行われた講義で、聴講者達はそのパワーに圧倒されながら、深く聞き入っていました。
 
杉田氏をお招きした回では、映画や映像が議題となってお互いの論理が展開され、聴講者達の意見が積極的に取り入れられていました。
本学の学生達にとって映像制作という立場に自覚的になった様子でした。
 
中島氏、大澤氏との対話は現在の日本の状況解説と、歴史的な考察を交えつつ、自作に向き合う姿勢について語り合っていました。

両名との対談は文芸誌に掲載されますので、是非ご覧下さい。
※大澤真幸氏対談
「群像」3月号に掲載
※中島岳志氏対談「すばる」4月号に掲載
今回の公開講義による連続対談は、映画に直接関係ない分野の方をお招きする等、本学にとっての試みが多くありました。
学生達にとっても、初めて経験することも多かったようです。こうした、他分野との関わりや、一般の方とともに学ぶ機会を設けたことそのものが、映画的体験と同じものだと言えるのではないでしょうか。
 
今後も本学は同様の機会を積極的に設けて参ります。
機会があれば、是非ご参加下さい。

(写真・文 学生広報部)

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