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2015.1.20

レジー・ライフ監督による特別講演会を開催しました。

2015年1月13日(火)、ドキュメンタリー監督であり、
映像の分野で世界的に有名なボストンのエマーソン・カレッジで教鞭をとるレジー・ライフ氏を本学にお招きして特別講演会を開催しました。

田辺秋守准教授が司会進行を務め、大友りお教授が同時通訳を担当。
当日は、学外からも聴講者が詰めかけるほど。
学生たちは、他の授業との重なりもありましたが、講演会に先立つ上映会で立ち見が出る盛況でした。

レジー・ライフ監督講義1

レジー・ライフ監督の作品を上映

まず、監督の紹介が行われ、
その後、監督の作品『夢を生きるテイラー・アンダーソン物語』(2012年)を上映しました。
『夢を生きる テイラー・アンダーソン物語』は、来日中に東日本大震災に遭い24歳という若さで亡くなられたアメリカ人女性、
テイラー・アンダーソンさんの生涯を追ったドキュメンタリー映画。
彼女の家族、アメリカと日本それぞれの友人たちが、彼女が生まれたその日から、亡くなるまでの生涯、そして彼女が自分たちに
残したものについてカメラに語るという構成になっています。

レジー・ライフ監督講義3

レジー・ライフ監督講義2

対談 レジー・ライフ監督×田辺秋守准教授

上映終了後は、ライフ監督と田辺准教授との対談が行われ、
監督と日本とのかかわり(『男はつらいよ』を製作中の山田洋次監督と交流されています)、自身のフィルモグラフィー、
この映画の制作の経緯、テイラーさんの死に関するマスメディアの姿勢への懐疑、あの震災がアメリカでどう受け止められたか、
といったことが語られ、その後、学生からの質疑応答に移りました。
会場に集まった様々な学年、コースの学生から多くの質問が飛び、監督もそれら1つ1つに対して、
ユーモアを交えつつ真摯に回答して下さいました。
制作の手法、予算に関すること、取材対象の人々との関係、映画の構成についてなど、多様な観点からの質問が飛ぶ有意義な
質疑応答になったと思います。

レジー・ライフ監督講義4

レジー・ライフ監督講義5

監督の語る言葉の中には一貫して、人間の人生を映画に収めることに伴う責任、倫理に対する強い信念が窺えました。
その信念は、映画の中にも垣間見えます。

最後に・・・

「沖縄とアメリカの関係」をテーマとした今年5月に公開予定の自身初の劇映画について宣伝があり、講演会は終了。

2015年、最初の特別講演は、
今なお鮮烈な印象を私たちの記憶に残している東日本大震災を、外国人の監督が描いた作品を見て、
震災で亡くなったのが日本人だけではなかったという単純な事実すら、私たちがほとんど意識していなかったということを
気づかせてくれる機会となりました。

レジー・ライフ監督講義6

(写真・文 入試広報部および学生広報スタッフ)