トップarrowニュース一覧arrowリティ・パン監督来日記念 上映&対談を開催しました

2015.6.18

リティ・パン監督来日記念 上映&対談を開催しました

去る6月11日(木)、リティ・パン監督来日記念 上映&対談を開催しました。パン監督はカンボジアの映画監督で、近年では『消えた画 クメール・ルージュの真実』(2013年、カンボジア・フランス)が本邦でも公開され話題になりました。(※日本では「リティ・パニュ」と表記されることもありますが、ご本人の希望で「リティ・パン」と表記しています)

2015_0611_上映イベント_リティ・パン_国際交流基金_32

この上映&対談は、パン監督の来日に際して、国際交流基金アジアセンターと本学が共催したものです。今回はクメール・ルージュ政権下の政治犯収容所S21をめぐるドキュメンタリー映画『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』(2002年、フランス)を上映後、本学准教授の土田環先生と、同じく本学教授の熊岡路也先生を交えた対談が行われました。なお、フランス語による通訳は福崎裕子さんにご担当いただきました。

『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』は、現在は博物館として当時の様子が保管されているS21跡地を舞台に、そこの元看守と、生存者のインタビューで進行 していきます。元看守と生存者が再び会し、残されていた資料や当時の再現を通じて、生々しい証言を得ていきます。

対談では、長らくカンボジアの難民支援の携わってきた熊岡先生から、クメール・ルージュ政権下のカンボジアの情勢や虐殺の背景、フィールドワークの過程で知り合ったS21の生存者についてのお話がありました。この対談は「平和構築における文化芸術の役割:自分の声を探すための記憶の重要性」と題しており、土田先生をモデレーターとして、映画作品における過去の記憶の発見をテーマに、独特 な本作のスタイルについても議論が行われました。パン監督は最後に、映像制作を志す学生に向けたメッセージと、散逸したカンボジアの視聴覚資料を収集し公 開するボパナ視聴覚リソースセンターの活動を紹介し、本プログラムは幕を閉じました。



主催:国際交流基金アジアセンター、日本映画大学
後援:山形国際ドキュメンタリー映画祭
協力:ボパナ視聴覚リソースセンター、科学研究費補助金/基盤研究(B)「一次資料と史的考察により諸学を融合する人文科学としての東アジア映画学の構築」(課題番号15H03180)

2015_0611_上映イベント_リティ・パン_国際交流基金_52

(リティ・パン監督)

2015_0611_上映イベント_リティ・パン_国際交流基金_35.②jpg

(熊岡路矢教授)

2015_0611_上映イベント_リティ・パン_国際交流基金_61