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2018.11.2

しんゆり映画祭でOG小野さやか監督が登壇。監督作『恋とボルバキア』上映

しんゆり映画祭2018_1

しんゆり映画祭2018_2

11月2日(金)、第24回KAWASAKIしんゆり映画祭で『恋とボルバキア』が上映され、監督した本学園OGの小野さやかさんがゲスト登壇しました。
KAWASAKIしんゆり映画祭…1995年に川崎市の「芸術のまち構想」の一環としてスタートした市民がつくる映画祭。地域住民や企業の協力をえながら、市民のスタッフが企画・運営の中心を担い、行政がバックアップする新しい形の市民映像祭として定着・発展してきました。日本映画大学は共催で協力。

【上映作品】恋とボルバキア/2017年/日本/94分


恋とボルバキア

©2017「恋とボルバキア」製作委員会
【参加スタッフ】
 監督/小野さやか(日本映画学校17期 2005年卒)
 構成/港岳彦(同7期 1995年卒)
 撮影/高澤俊太郎(同17期 2005年卒)
 宣伝・配給/東風・木下繁貴(同12期 2000年卒)

作品紹介
 日本人の7.6%がセクシャル・マイノリティだという。10代のころ女性化が始まった男性、女の子としてアイドルを目指す男性、好きになった相手が女性になった男性だったという女性、妻子を養いながら女装を続ける男性、おしゃれのために女装していたら男の人を好きになった男性など、日本で生きる8人のセクシャル・マイノリティたち。彼らの日常と恋に寄り添った小野さやかのドキュメンタリー作品。

映画公式サイトhttp://koi-wol.com/


ゲスト紹介小野さやか 映画監督(日本映画学校17期 2005年卒)

1984 年生まれ。映画監督、テレビディレクター。

05 年、日本映画学校の卒業製作作品として、原一男製作総指揮のもと自身と家族を被写体にその関係を鮮烈に描いたドキュメンタリー映画『アヒルの子』を監督。家族の反対にあい、許可を待ち、10 年に劇場公開。

ディレクターとしてフジテレビNONFIX「原発アイドル」(12 /第50回ギャラクシー賞奨励賞受賞)、「僕たち女の子」(13)などを演出。テレビ番組製作の傍らドキュメンタリー映画製作を続けている。

小野さやか

小野さやか監督

【特別ゲスト】小野さやか監督トーク

しんゆり映画祭1

川崎市アートセンターは新百合ヶ丘駅から徒歩3分。

恋とボルバキア1

『恋とボルバキア』が小劇場で上映。

恋とボルバキア2

スタッフ特製の作品紹介ボードでも大プッシュ!

パルムドールトロフィー

本学園の創始者・今村昌平監督が獲得したトロフィーのもとに、卒業生が帰ってきました。

小野さやか監督

小野さやか監督が登壇。日本映画学校を2005年に卒業されました。

越智あいさん

聞き手を務めるのは映画祭広報の越智あいさんです。
トークではまず、みずからが演出した番組で、LGBT(性的少数者)への関心を深めることにつながった『僕たち女の子』(フジテレビ系「NONFIX」2013年10月放送)に言及。

女装する者たちに迫った同番組では、「愛とはなんだろう?」ということを描き切れず、そこを最後まで掘り下げたい、自分にとっての真実を見つけたいという気持ちが、制作の動機になったといいます。

そして実際に、映画ではじっくりと彼/彼女たちを4年間追いかけ、編集も50回ほど繰り返したとのこと。

「なりたい自分」と「それに合わせてくれる人」とが互いに演じあうなかに、一つの愛情を見いだしました。

当初はメディアに不信感を募らせていた取材対象者が少なからずいたものの、小野監督が自身にカメラを向けたセルフドキュメンタリー『アヒルの子』(2005年、卒業制作)を観てもらうなどして、「本当の自分」「本当のあなた」と向きあう姿勢を理解してもらったそうです。

その卒業制作を生みだした日本映画学校の思い出を聞かれると、「自分がゼロになってスタートする場所だった」と返答。

観る側にいたときは好きなことを言えても、つくってみると大変で、“安全なところ”から映画を語れなくなったと顧みます。

また、ドキュメンタリーは自分にとって命綱であり、「ドキュメンタリーをつくり続ける人生」への覚悟を決めさせたのが、母校ということでした。

一方で、一度そのジャンルを離れて、またそこに戻るためにも別の表現をしてみたいと、今後の展望なども語られました。

小野さやか監督2

トーク終了後にはサイン会。

小野さやか監督3

新百合ヶ丘に凱旋して一枚。次回作も期待大です。
日本映画学校時代の担任だった原一男監督とのトークが、『原一男のネットde「CINEMA塾」』で公開されております。こちらもあわせてご覧ください。

注目!今アツい監督たち~日本映画学校出身の監督・脚本家~

しんゆり映画祭5

映画祭は11/4(日)まで開催。本学園OB・OGがかかわる多くの作品が上映されています。

卒業生の出品作の紹介はこちら!
 https://www.eiga.ac.jp/news/20180920-01.html

劇場にはスタッフ特製のパネルなども展示されておりますので、それらもぜひお確かめのうえ、ご鑑賞ください!
映画祭公式サイトはこちら