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2019.5.9

藤田直哉専任講師が文芸誌「ららほら」を創刊

本学の藤田直哉専任講師(SF・文芸評論家)が震災文芸誌『ららほら』を創刊しました。

これは「当事者」と「被災地の言葉を集める者たち」を通じて、震災を浮かび上がらせる書物です。


2019年4月に刊行され、Amazon等で購入可能となっております。

公式サイト https://rarahoratohoku.wixsite.com/rarahora

ららほら

響文社 (2019/4/30)
──「震災」のことはまだ分かっていない。 体験、思考、感情を語るために、 「言葉」を発明しなくてはならない。 「フィクション」を通じてこそ、 語ることのできる「真実」がある。 あなたが書かなければそれは なかったことになるかもしれない。──

目 次
藤田直哉 「はじめに」

Ⅰ 当事者たち
平山睦子 「家族という壁」
大澤史伸 「藤田直哉さんへの手紙」
木田修作 「あの日からのこと」
木田久恵 「「分からない」から始まった」

Ⅱ 被災地の言葉を集める者たち
小松理虔 「語りにくさをくぐり抜ける、小さな場づくり」
金菱清  「「亡き人への手紙」から考えざるを得なかったこと」
瀬尾夏美 「震災後に書き始める」
川口勉  「彼らの原発」
土方正志 「被災地で本を編む」
甲斐賢治、清水有、田中千秋「信頼できる状況を作り出すために――「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の挑戦」

Ⅲ 特別寄稿
室井光弘 「〈冬の大三角〉座で正しく不安を学ぶ」
藤田直哉 「おわりに」

藤田 直哉(SF・文芸評論家/日本映画大学専任講師)

1983年札幌生まれ。東京工業大学社会理工学研究科価値システム専攻修了。博士(学術)。批評家。著書に『虚構内存在 筒井康隆と<新しい≪生≫の次元>』『シン・ゴジラ論』(作品社)『新世紀ゾンビ論』(筑摩書房)、『娯楽としての炎上 ポストトゥルース時代のミステリ』(南雲堂)、編著に『地域アート 美学/制度/日本』(堀之内出版)『3・11の未来 日本・SF・創造力』(作品社)『東日本大震災後文学論』(南雲堂)などがある。

藤田直哉

藤田直哉 専任講師
■ 藤田直哉先生のコメント

『ららほら』は、東日本大震災を経験した人たちの書く小説を多くの人と共有するために、新しく創刊された文芸誌です。

東日本大震災の被災地での当事者たちの声と、それを集める人々にフォーカスし、「震災の真実」を語る「本当の言葉」に迫りました。

震災の当事者や、当事者に関わりながら被災地で仕事をしてきた人たちの言葉が、ここにはたくさん集まっています。 震災と震災後、8年経っても理解できたとは言い難いそれを、私たちはどのように理解し、継承すべきなのか。複雑で解きほぐしがたい問題を、いかにして複雑なままに受け止めるのか。そして、言葉や表現になにができるのか、何をすべきなのか。

様々なヒントがここにあります。 どうか、皆さんも、言葉や文章を通じて、震災のリアルに、当事者たちの心の襞に、近づいてください。それが慰霊であり鎮魂であり、同時代の痛苦への誠実さであり、未来の私たちを救うものになるはずですから。

藤田直哉 専任講師が担当する授業の紹介(一部抜粋)

大澤信亮准教授と藤田直哉専任講師が担当し、マンガ、アニメ、ゲーム、SF、特撮、キャラクター文化といった映画の近傍に位置する表現ジャンルについて学びます。

オープンキャンパスでのトーク「ゲーム表現からみる“新しい映像の世紀”」

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