2008.06.03

Category:OB

「とりあえず、がむしゃらに」大月正平(映画「イキガミ」制作進行)

 

「制作やりたいの?今仕事あるけど、やる?」「はい、やります」

卒業制作の作業も一段落し、そろそろ現場に出たいなと思っていた矢先、卒業生の先輩で制作部をやっている方を紹介していただき、面接?をした。

 

「じゃあ、また連絡するから」この時はまだ、念願だったプロの現場に参加できると心躍らせていた。

そして数日後、午後8時過ぎ、「今からスタッフルームまで来て!」
この連絡を境に、怒涛の3ヶ月間が始まった。
制作見習いという立場上、やる仕事は明確だった。今思えば、準備期間から作品につけて本当によかったと思う。

 

スタッフルームの管理、朝来てコーヒーを入れる、行事があれば撮影所内の場所を確保する、備品の買出し、先輩の仕事のお手伝い。こんな感じ。所謂、雑用である。

正直、そんなにきついという感覚は無かった。ただ、初めてのことばかりで、分からないことだらけだったが……。
そして撮影期間。休みなし、睡眠時間2~3時間、怒られっぱなし。なにもできない。きつい。やめたい。

 

こんなことを思う毎日だった。正直言って、何かをして褒められたということは無かったような気がする。

しかし、なんとか踏ん張って1ヶ月半乗り切った。この忍耐力は、映画学校で身についたものなのかもしれないと思う。

 

現在25歳。土日休み、月20万以上の給料。こんな仕事をしている友人はまわりに沢山いる。

自分は今まで、少なからず色々なものを捨てて、この映画の道に進んできた。
もう後戻りは出来ない。もう映画から逃げることは出来ない。今は、そう思っている。

 

「お前はがむしゃらさが足りないんだよ! 貪欲さが!」と現場でよくいわれた。今のままの自分では駄目だと、今回の作品をやってよくわかった。しかし、どのように自分を変えていっていいのかよくわからないでいる。

結局は何もわかっていないということなのだろうか……。

 

運よく、次の仕事も繋げていけそうである。将来的になりたいポジションとか、こんな企画を映画にしたいとか、色々とありますが、とりあえず今は、不恰好だろうがなんだろうが、がむしゃらにやっていくしかない! です。

 

(日本映画学校 映像科20期生)

 

>> 映画「イキガミ」オフィシャルサイト

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