2012.09.04

Category:学生

「素敵な音との出会い」河野瑠璃(日本映画学校 映像科3年)

 

メインロケハンの道すがらに書いています。

 

もうすぐ卒業制作がはじまります。

 

録音技師なんて、大役についてしまって、今から胃が壊れそうです。

 

音は、映画を見ている人のほとんどが意識しないもので、
それなのに、少しでも違和感があると気付かれてしまう
なんだか、変な分野です。

 

もともと私が録音部を志したのは、昔から音が好きで…
なんてかっこいい事ではなく、
偶然、人生で一番好きな映画の、技師さんに出会うことが出来たからです。
なにかの縁を感じて、録音部に入りました。
自分でも気づかないうちに、音って楽しい!と思うようになっていました。

 

そんな素敵な音との出会いをくれた師匠に、
あそこの音はよかった、とワンカットでも言われるために、
これからいく度となく襲ってくる腹痛と胃痛と…苦痛全般を、耐えて堪えて、乗り切ってやろうと思います。

 

卒業までの、ラストスパート。

 

早すぎる3年間でした。
私、成長したんでしょうか。
人間研究で一緒に戦った戦友が、卒制の監督です。
あの頃の恩を返せるくらいは、成長できていますように。

 

では、いざロケ地に。

 

(日本映画学校 映像科25期生)

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