2013.05.28

Category:学生

「人生を味わう」吾到緯 ゴ チイ (日本映画大学 2年) 

台湾の大学で電子関係の勉強をしたあと、日本のエンターティンメントについて学びたいと思い、

日本に来ました。

最初の4年間は、2つの音楽系の学校で、作詞・作曲などの勉強をしていました。

日本映画大学に進学しようと思ったのは、映画音楽を作りたかったからです。
この学校をとてもユニークで、まず、1年生から2年生の前期までは、全員同じカリキュラムで映画の基礎知識と技術を学びます。

印象に残っているのは、「人間総合研究」という授業。
チームを組んで、“人”にスポットをあてたドキュメンタリー映画のようなものを作るのですが、写真を撮って、それを組み合わせて映像にするという昔ながらの方法を使います。
アナログの機材を使って、映画作りの基本を学びました。
 

先生方は、みんな現場で活躍するプロの方ばかりで、本に載っていない、実体験を直接教えてくださるので、とても勉強になります。

最初は映画について何も知らなかったので不安でしたが、音楽よりもジャンルが細かく分かれていて、自分の目指す道がより明確になりました。

今は、舞台などの演出を手掛けたいと思っています。
日本で映画の勉強をしたいのならば、事前に日本語をきちんと学んでおくことが大切です。

音楽は音、映画は言葉で理解するもの。
特に古い日本映画には字幕もなく、現代と異なる話し方をしているので、理解するのに苦労します。
また、積極的にみんなと話すことも、とても重要です。
 

 (日本映画大学 2期生)

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