2013.08.13

Category:学生

「一年と半年」フクヤマサクラコ(日本映画大学 2年)

 

(写真右)

女子大生を最大限に満喫しているわけでも、目覚ましい活躍を遂げているわけでも、大学に貢献をしているわけでも、口を開けば映画映画映画の映画オタクでもないけれど、このブログを読むと毎度、私もなにか書いてみようかなあという気持ちになる。

なるだけなって、でも結局書かずにいる。
だけど、何度目かもわからない今日は、思い立ってすぐに携帯のメモ帳を開いてみた。

 

先月の話になるが、もう十数年の付き合いになる友人と、久しぶりに会った。

彼女は多忙で、私も私なりにぼちぼち忙しく、ここ数年は半年に一度会う程度。
今回もやはり「そういえばさ、今回は何ヶ月ぶりだろうね、前に会ったのって、いつだっけ?」。
私も彼女もすぐには思い出せずに、でもたぶん半年は超えてるんじゃない?と、携帯のカメラロールを漁って漁って、どうやら一年と三ヶ月ぶりだということが判明。
たぶんこれまでの最長記録だ。
そんなに長く会ってないつもりはなかったから、ふたりして驚いた。
時間の感覚は変わってゆくものなのか、この一年と少しが充実しすぎていたのか。たぶん、両方だ。

 

入学したての頃にはまだ想像もつかずに、でもきっと忙しくなるんだろうなあとだけは思っていた未知の領域を、気づけばずんずんと進んでいた。

人間総合研究もなんとか無理やり終わったし、とんでもなく長いように思えた八週間の撮影実習も、ビデオデジタルの演習も、書き上げる自信なんてこれっぽっちもなかった二百枚のシナリオも(盛りました、二百枚は無理でした)なんやかんやでどうにかこうにかやり終えた。

 

こうやって振り返ってみると、なんにしても周囲の力が必要不可欠だということを、改めて認識する。

例えば映画を撮るなら仲間が必要だし(ひとりでも出来ないことはないけど)、支えてくれる家族がいて初めて私は満足に勉強ができる。不規則なスケジュールでもわがままを聞いてくれるバイト先にだって、お世話になりっぱなしだし、アイツ実はすげえなと密かに嫉妬してる彼や彼女の存在に、たまに会ってご飯食べて喋る、たったそれだけで元気になれる大切な友人達もいて、そしてなにより先生方(言うまでもなく)、他にも挙げれば挙げるだけいるだろう、ほんとうにたくさんのひとに力をもらっていて、その支えの上で、毎日楽しくやれてる。
感謝してもしきれないけど、いつかなにかの形で絶対に返さなきゃならないと思うと、それもまた、原動力になる。
高校生の頃は、こんなこと考えてもいなかった。これもひとつの成長なのだろうか。

 

気づけば二度目の夏が来て、駅から白山までの片道二十五分も、昼間歩くにはなかなかキツい。

あっという間に、コースも決まった。
ほんとうにあっという間で、だけど確かに歩いてきた自覚はある。
まだまだ、まだまだだけど、少しは成長もしたと思う。してなきゃダメか。

 

一年と四ヶ月前、入学したての私と彼女で、大学生活についての期待や不安やあれこれを話したのがもう遥か昔のことのように思える。

先月会ったときには、卒業後の話もした。
今彼女は教職課程をとっていて、将来は小学校の体育の先生になろうと考えているらしい。
彼女の努力とその成果は、いつだって、私も頑張らなきゃなあと奮い立たせてくれる。
今はただ、前進あるのみだ。いつだって、時間は進んでいくわけだし。

(日本映画大学 2期生)

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