CMプロデューサー

制作の受注から完成したCMの納品まで、CM制作全体のかじ取り役を務める。営業とクリエイティブ両方のセンスはもちろん、プロジェクト全体をまとめ、引っ張ってゆいくリーダーシップが欠かせない。

CMディレクター

CMという「作品」の演出を担当。撮影現場では「監督」と呼ばれることが多い。映画の監督と同じように、クリエイティブ面のリーダーとしてスタッフやキャストに指示を与え、撮影現場をまとめる。

CMプランナー

CMの企画立案をする。時代の顔となるCMには常に新鮮な発想が不可欠だ。プロデューサーや広告代理店の担当者の意向をくみ取った上で、斬新なアイディアを提案できる若い感性が求められる。

CMキャメラマン

被写体をあくまでも商品として撮影することが大前提。しかし、物語を語るため、さまざまな決まり事に縛られる映画と違い、表現方法が比較的自由なCMでは大胆な映像を撮ることができる。

CM編集

高度な技術が求められる編集機の操作は、編集オペレーターと呼ばれる専門スタッフがディレクターの指示のもと行う。ディレクターから編集のアイディアや技術的な助言を求められることも多い。

CMキャスティング

有名無名にかかわらず、そのCMに最もふさわしい役者やタレントを見つけ出す。タレント・プロダクションとの太いパイプに加え、常に最新のタレント情報を把握しておくことが必要。

CMコピーライター

CMでナレーターが語る商品のキャッチフレーズは、実はほとんどの場合CMディレクターが書いている。つまり、CMディレクターは優秀なコピーライティングのセンスも持っていなければならない。

CMコンテマン

CMのアイディアを絵にした映像の台本（コンテ・ボード）。CMのアイディアをクライアントに提案するときに欠かせない、そのコンテ・ボードを画くコンテマンは、CMの世界に欠かさない存在。

ロケーション・コーディネーター

CMのイメージにぴったりのロケ地を探し出して提案する。場合によってはロケ地の提案のみならず、海外の場合の通訳はもちろん、ロケ隊の食事など、一切の世話を担当することも多い。