日本映画大学 公式ブログ

さてさて、初心者向け監督講座の始まりです。
まず、自分を楽しみ好きになりましょう。
自分のことを嫌いな人には人がよってきません。
もちろん運もよってきません。
映像の世界は大勢の人とかかわって作り上げていく、
いわば運命共同体です。
つらいことの多い中、少しでも楽しくしようとしている人・・・
「好きだぜ～！」とか叫んでいるロックンローラーみたいな人・・・
そんな人の周りになぜだか人は集まるのです。
危ない人と言われないよう注意しつつ
自分を好きになり、楽しめる術を見つけましょう。

次に好きなことを続けましょう。
暗いオタクは嫌われますが、明るいオタクは年月を経ると
世間から認知されたり、その道を極めた達人として崇められたりします。
ちょっと前の秋葉人気のように・・・
わからないものです。
とりあえず、３年ぐらいは頑張ってみてください。
「やっぱダメだなぁ」と思った時でも３年やったんだから、と妙な満足感
を伴った諦めがつきます。
私を含めとりあえず続けたので今がある友人が何人もいます。
人体実験済みなので、副作用もなく安心です。

それから、なんにでも首を突っ込んでみる。これも重要です。
「これは、この世のものとは思えない程臭いので嗅ぐのはやめとけ」
といわれても、自分で確かめるのです。あなたにとっては「この世のものとは思えない程芳しい香り」かもしれないのですから・・・
ただ気をつけなければいけないのは今の世の中物騒なので、程ほどのところを見極めなければいけません。
この見極めはかなり重要なアイテムです。
たとえば、その場の空気を読めず自分の立場を理解できない人。
そんな人程けわしい山を登るはめになるからです。
ゆるやかな山でさえ最終地点はちっとも見えてこないのですから、なにもわざわざ険しい山を選ばなくても良いですよねぇ。
と、まだまだ続きますが、長くなるので又の機会に・・・

まっ、つらつら書いてみましたがこれがためになるかは、はっきり言ってわかりません。「なんなんだい！」と思われるでしょうがただ、こんな私が学生からン十年たって、ふと気づくと監督になっていたのは事実です。
昔の友人は皆びっくりです。そして又私もびっくりです。さらにこんなコラムを書いているのもびっくりです。
あっ、もう一つだけ言い忘れてました。
現場はいろいろあっても、やっぱり楽しいですよ。
一度味わったら、中毒患者のようになるのはまぬがれないでしょう。怖いことです・・・
ＣＭが主なので映画と違って名前が出るわけではありません。
なんでもありで、ミュージックビデオ・ショートムービーもやってます。デザインも少々・・・
ここで、あれをやったのですよ　と話すのは難しいので興味のあるかたは、ご連絡を・・・違う講座を開きましょう。
今週は、かわいいおねーさんのオーディションです。