2006.07.10

Category:OB

「自分1人じゃ何ひとつとしてできない」佐藤友美(劇団主宰者)

 

私は在学中、録音ゼミにいましたが、2年生の終わり頃から『シンクロ少女』という劇団を旗揚げしました。
日本映画学校では目立って活躍できないと悟ったのと、録音ゼミなのに音のことがよくわからなかったこと、私生活に疲れていたことと・・・いろいろありまして、劇団を立ち上げたのでございます。

 

固定メンバーはほとんどいません。唯一劇団員だと思っていた、俳優科卒業生Nくんから、今日(7月10日)「ぼくはここの劇団員じゃありません」という衝撃的な発言が飛び出し、唖然としてしまったわけです。
ということで、ただ今『シンクロ少女』の正式な劇団員はただ1人!今回出演しております楓ありすちゃんです。彼女には旗揚げ公演にも出演してもらったのですが、おととい劇団員になってくれました。楓ちゃんはファンキーでクレイジーでマッドでドMでとってもかわいい女優さんです。彼女とは30代になってもダラダラ芝居やってると思うし、やっていたいと強く願っています。
『シンクロ少女』は在学中に2本公演を打ち、卒業後はわたしがディズニーリゾートで働いていたため、活動停止…していたのですが、今月、運良く第3回公演をやらせてもらうことになりました!
喫茶店でやるので、ゆるーくビールでも飲みながら見て頂きたいなと思います。本番まで一週間を切った今、稽古も大詰めです。毎日三鷹or池袋でひたすら稽古してます。焦りや不安ばかりですが、相当おもしろくなってますのでぜひぜひ観に来て下さい!

 

芝居をやっていて一番の快感は、たぶん映画を作ってる学生さんたちもそうだと思うのですが、自分1人じゃなーにひとつできないのだと思い知る瞬間ですね。自分の無力さと無能さを思い知るとき、芝居やっててよかったー!と、思うのです。
まったく名もない劇団に出演してくれる役者さん(しかもノルマ払って)、場所を提供してくれる人、劇中映像のカット割りを深夜難しい顔してやってくれる人、仕事の合間を縫って編集してくれる人、愚痴聞いてくれる人、稽古場取ってくれる人、観に来てくれるお客様…そーゆー方々がいてはじめてできる!というのですね。むしろ演出の私がいらんのでは…くらいに思ってて、ものすごく良い意味での「やらされてる感」が、やめらんないとゆうか、やめてたまるかッと思ってしまう要因です。
お金とかなくても意外にできるもんです。2年ぶりにやってみて実感しました。今回の『シンクロ少女』の舞台は、喫茶店ですしね。一番大事なのはノリと勢いと根拠なき自信だぁと本当に思います。
というわけで(笑)、今週の14日から始まります。ぜひぜひぜひ、観に来て下さいね。

 

シンクロ少女 3

『ドキドキしちゃう』

2006/7/14(金)~16(日)下北沢カフェ・PIGAにて
作・演出→佐藤友美
出演→中島康善、武子太郎、楓ありす

 

14日(金)20時~
15日(土)19時~/21時~
16日(日)20時~
前売り・当日共に1500円(ワンドリンク付き)
お問い合わせ→
TEL09044237914
メール:tomomimisugar@ezweb.ne.jp

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