2008.09.30

Category:学生

「メイクアップ特講」千葉美紅(俳優科1年)

 

先日、特別講師として、メイクアップアーティストの井川成子さんが来て下さいました。
井川さんは、顔や肌の悩みだけでなく、ドラマの寝起きシーンのメイクはどうしているのか、など現場を知らない私の質問にも丁寧に答えて下さいました。

 

映画用メイクの仕方の話などを聞きながら、現場を想像するのは楽しいものです。
この日、私はだけが井川さんの指名を受け、メイクをしてもらえることになりました。とっても驚き!で嬉しかったのを覚えています。
メイクが始まると、俳優科のみんなは、私の顔をのぞき込んでは笑うのです。私が変な顔だからではありませんよ。たぶん・・・。
私を見て「綺麗」と言うのです。井川さんのメイクに感心しているわけなのですが・・・。

 

そんな驚き混じりの笑顔のみんなを見てると、私が笑ってしまいそうになりました。
まだベースだけなのに、全然違うのだそうです。この時、そこにいた誰もがベースの大切さを感じたはずです。知るというのは美しくなるための第1歩なのですね。
それと、井川さんは私の顔を見て「唇がいい形」と言ってくださいました。
正直、私はこの“ぼってり”とした唇が嫌いで、もう少し薄くなったらなぁと思っていました。
なので、そう言われた時は「え!?こんな唇が?」と驚きが隠せませんでした。でも井川さんに言ってもらえたことで自信になりました。これからは私のチャームポイントは「唇」です!
少しでも長く寝ていたいからとスッピンで通学していた自分は、なんてもったいないことをしていたのだろうと思うと同時に、私は女であることを自覚しました。
役者は声を張って体を張って泥だらけになって…という勝手なイメージを持っていた私ですが、やはり女です。綺麗でいなければいけませんね。今さらですが(笑)

 

メイクは楽しい、メイクが上手になりたい、綺麗になりたい、そう思わせてくれたのは、井川さんです。
次は現場でお会いしましょう!なんて言葉、到底言えませんが、それを1つの目標とし、表へ出る者として人に見られるという意識を持つよう心がけます。ありがとうございました。
最後に、井川成子さんがプロデュースなされた化粧品「SUQQU」をみなさんどうぞ1度お試しください。

 

(日本映画学校 映像科23期生)

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