2009.05.19

Category:学生

「道は自分で切り開く」海老原瑶子(映像科2年)

 

高校3年生の春。
部活を引退し、皆が大学受験に向けて気合いを入れる中、私はどうしても頑張る気になれなかった。
理由は単純に、頑張る理由が見当たらないからだ。(笑)

 

好きなことは頑張れる。頑張れるというか頑張りたい、と自然に思える。
私は、高校を卒業するまで好きなこと、やりたいことをやり尽くした。
やりたかった事の一つに、映画制作があった。有志を集め、おもいっきり楽しんで映画を作った。

 

進路を決める時、親に反対された事もあり、かなり迷っていたが、今、映画以外の道にいったとしても頑張れないことは自分で分かっていた。
それからというもの、バイトでお金をできる限り貯めて、勝手に願書を出し、名古屋から勝手に受験しに来て、合格通知を持って、受かったよ。とだけ親に報告したら、やっと、頑張れと言ってくれた。

 

簡単に諦めなくて良かった。思い立ったら行動する。人生、受け身じゃダメだ。なかなか思い通りにはいかないけど、自分で切り開いていくことはできると思う。

 

今は、本当にやりたいことがやれているので、とても充実した学校生活だと思う。
そして何より、楽しい。楽しいから頑張れる。

 

大げさだけど、いつ死んでも後悔しないような人生にしたいと思う。
と、自分に言い聞かせている今日この頃。

 

今、悩んでいる受験生、本当に映画がやりたいなら、やってみるべきだと思います。
私の中で、やって後悔するのはこれからのプラスになり、やらない後悔は何のプラスにもならない、と思います。

 

(日本映画学校 映像科23期生)

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