2009.07.14

Category:OB

「3年目」岩永洋(映画監督)

 

日本映画学校映像科撮影照明ゼミを2007年に卒業して、もう2年がたちます。
卒業してからは、撮影部として本格的に現場に出ることは考えず、まず最初にやりたかった監督をやってみようと思って、自主映画を撮り始めました。

 

2年たってなににも引っかからなければ、ちゃんと働こうと思っていました。
そして一番最初に映画学校の同期仲間で作った作品が「ゲンツウ」という作品です。
スタッフにはわがままを言って自分のやりたいようにやらしてもらいました。

 

ちっこい頭で思いつく限りの細工をしました。
結果、昨年の第30回ぴあフィルムフェスティバルコンペティション部門にノミネートしていただくことができました。
超嬉しかったです。
人生で初めてこういう類いのことで泣きそうになりました。

 

そしてそして、たくさんの方々に見てもらえることができました。
そのなかから感想もたくさんもらいました。なによりも、この感想がとても嬉しかったです。
自分が思いもしなかったような感想もあれば、その人とつながれたような、そんな錯覚を起こさせる感想もありました。

 

中には自分の将来を案じてくれている方までいて驚きました。
その反面、ちょっと陰湿ですが、ネットで自分の作品を検索して、評判を調べてみました。
こっちは「寝てしまった」というような感想が多かったです。
自分の祖母にもみせてみましたが5分もしないうちに寝ていました(笑)

 

ということで昨年の夏に作った作品「ソレダケ」は「飽きさせない」というところには気をつけながら作りました。
そして、今年の第31回ぴあフィルムフェスティバルコンペティション部門にノミネートしていただきました。
良かったです。どんな感想がいただけるのかわくわくです。
今年は祖母が会場に観にくるということなので、祖母の眠気にもドキドキです。
と、あっという間に2年が過ぎ、約束の時が来たのですが、PFFに2度ひっかかる(入選する)ことができました。
なので、もうちょっとがんばって自分なりの作品を作る道を模索しようと思っている昨今です。前向きに行こうと思います。

 

(日本映画学校 映像科19期生)

 

第31回PFF「ソレダケ」上映スケジュール
7月18日(土) PFFアワードA 10:30~
7月23日(木) PFFアワードA 18:30~
>> PFFオフィシャルサイト

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