2010.09.07

Category:学生

「19年と数ヶ月歩んできて」鈴木麻奈未 (映像科1年)

 

こんにちは。河本クラスの鈴木麻奈未です。
1年生、ということで、只今切羽詰まりながら脚本を書いています。
脚本、という作業をしていると、「自分」という存在を考えてしまいます。

 

私は、心の底から人を信頼したことがなく、本当は人と接するのがすごく苦手で、
いっそのこと声なんか出なくなっちゃえばいいのに、なんて常日頃思っています。

 

私のことなんて誰も分かってくれない、
みんな仮面を付けて私と接している、
私は「独りぼっち」、なんだ。
深い、深い、私の中の心の闇。

 

そんな私を隠すため、明るく、笑顔で振る舞っているけれど、
本当は上手く笑えていないんじゃないか、って常に思っています。

 

人間が大嫌い。世界が大嫌い、自分が大嫌い。
映画の世界みたく、この世界が全部終わっちゃえばいいのに、なんて何度も、何十回も、何百回も思っています。
いっそのこと、自分の世界を終わらせよう、とも思い、何度も行動に起こしたことがあるくらい、
人間も、世界も、自分も、本当に嫌で、嫌で、嫌で、誰にも気付かれないように、1人涙をずっと流していました。

 

でも、そんな私のことを陰ながら心配してくれる人達がいるのは、私自身が一番よく知っています。
だけど、私は心を上手く開くことが出来ないので、だからその人達の為にも、まずは暗い考えを変えてみよう、と思っています。

 

例えば、
マスカラが上手く塗れたこと、
パスタが好みの硬さに茹でられたこと、
ランダム再生中、大好きな曲が流れたこと、
昔のクラスメイトから久々にメールが来たこと、
「ありがとう」って言われたこと。

 

そういう些細な事を「幸せ」だと感じていきたいな、と。
だって、嫌なことを数えるより、好きなものを数えた方が楽しいじゃないですか。
と私自身に言い聞かせて。

 

まだまだ私は、人を心から信頼したり、上手く心を開いたりは出来ないけれど、
時間はまだまだかかるけれど、少しずつ変わっていけたら良いな、と思います。
まず私が心を開かなければ、誰も開いてくれないので。

 

こんな奴ですが、色々と努力しますので、どうか見捨てないよう、これからもよろしくお願いします。

 

(日本映画学校 映像科25期生)

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