2012.01.17

Category:学生

「映画館に駆け込め!」堀口茂樹(日本映画学校映像科2年)

 

学校に入ってからは、毎日が必死で、息つく暇も無く月日が過ぎ去っていきました。
平凡なはずの日々は映画によって息苦しいくらい濃密となり、緒方明講師によって
息ができない地獄へと変わっていきました。
髪も減りました。
気付いたら、映画のことしか考えられないようになっていました。

 

映画学校に入って、映画のことしか考えられない日々を送ることは恵まれているなあ、
充実しているなあ、と思います。
これこそ望んでいた日々です。
毎日……ではなく、たまーーーに、人間ってここまで傷付くのか…っていうくらい傷付いて、
逃げ出したくなる事もありますが、そんな時は一人で映画館に駆け込み、
出てきた時には立ち上がれます。

 

その映画がつまらなくても、良くわからなくても、
映画館でちゃんと映画に助けて貰えます。
厄介な野郎です。映画って。

 

(日本映画学校 映像科25期生)

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