麻生区には、芸術・文化に関する施設、団体が多数集積し、年間を通して様々なイベントが開催され、芸術・文化の薫りあふれるまちとなっています。また、区内には四季折々の散策を楽しめる豊かな自然が多く残されています。
都市化の進展は、「核家族世帯の増加」、「地域との関わりの希薄化」などを生んできました。子どもや子育て家庭を取り巻く状況が大きく変化している中、麻生区では、地域全体で子ども・子育てを支援するため、豊かな自然環境や大学、民間企業等の地域資源を活用して、体験学習や各種講座、コンサートなど、様々な事業を行っています。
また、川崎市では、平成28年4月に、高齢者、障害者、子ども、子育て中の親、現時点でケアが必要ではない方など、全ての地域住民を対象とした「つながり・連携・支え合い」の仕組みづくりである「地域包括ケアシステム」の構築を目的に、「地域みまもり支援センター」を各区役所内に設置しました。
地域みまもり支援センターでは、施策の一つとして、子ども・子育て支援事業を行っています。
「こども映画大学~夏休み映画づくり~」は、日本映画大学との連携事業として、平成23年度に「映画づくり体験」としてスタートし、平成28年度からは4日間の連続講座として実施しています。
子どもたちは、初めて会う仲間と協力して、大学内で先生や学生の指導を受けながら、みんなで映画を作り上げます。そこには映画を作るだけではない貴重な体験があるはずです。この映画づくりが家庭で話題になり、親子が共通の話で盛り上がったり、子どもが自分の将来について考えるきっかけとなれば幸いです。
麻生区は、麻生区内及び隣接する東京都町田市に立地する大学と協定(麻生区・大学の公学協働ネットワーク)を結び、互いの知的資源、人材等を有効に利活用できるネットワーク構築により、個性豊かで活力に満ちた地域社会づくりを推進しています。
地域との連携事業 『こども映画大学』は、2011年(平成23年)日本映画大学の開学時に、区内小学生を対象として開催した日本映画大学白山キャンパスの撮影スタジオでの映画づくり体験プログラム『わくわく体験ツアー』でスタートし、現在では、麻生区役所、日本映画大学、イオンシネマ新百合ヶ丘が共催し、4日間、大学生と小学生が協働して映画づくりを行い、最終日に映画館の大スクリーンで、ご家族と鑑賞する事業を開催しています。
こどもの豊かな創造力と表現力を育むと共に、誰もが芸術文化を見近に感じ、楽しみ、参加できる魅力ある地域づくりを目指しています。コロナ禍で令和2年~令和4年の3年間中止を余儀なくされましたが、昨年度再開し本年度は11回目の開催を予定しております。