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日韓合作『確か夏の終わりだったはず』が韓国・ミジャンセン短編映画祭で最優秀賞受賞

本学と韓国芸術綜合学校(K-Arts)映像院が2013年から毎年行っている日韓学生合作プロジェクト(*)で、昨年日本で撮影したキム・ソヒョン監督の『確か夏の終わりだったはず』が、6月25日~7月1日に開かれた第19回ミジャンセン短編映画祭の「愛に関するフィルム部門」で最優秀賞を受賞しました。

▼映画祭公式サイト(韓国語)
 http://msff.or.kr/en/program_list/before-the-summer-passes/

19回目を迎えた同映画祭は、韓国における新人監督の登竜門的な映画祭です。著名な映画監督を多数輩出しており、執行委員をすべて映画監督が務めているのが特徴です。

今年は歴代最多となる1197本の応募作品から選ばれた57本が、ジャンル別の5部門に出品されました。上映はオンラインで行われ、開幕式と閉幕式もネットで中継されました。

なおキム監督は、K-Artsの卒業制作作品『私たちの昼と夜』でも同映画祭審査員特別賞を受賞し、2冠を達成しています。

*日韓学生合同制作プロジェクト

本学と学術交流協定を結んでいる韓国国立芸術綜合学校(通称:K-Arts)とは、両大学の学生が参加し1本の映画を作り上げる「国際合同制作」を行っています。2013年、2015年、2017年、2019年は日本を舞台にした脚本をK-Arts側が執筆し、撮影や録音は本学側が担当。日本で撮影を行い、仕上げは韓国で実施されました。一方で2014年と2016年、2018年は本学側が脚本・監督を担当し、韓国で撮影。このように毎年交互に行き来しながら合作を続けています。

K-Arts公式サイトより:受賞コメント

■ キム監督

「スタッフとして参加してくれた同僚たちに感謝している。在学中に多くの経験を積みたかったし、卒業後に演出できる機会を得ることは難しそうなので1年に2本を演出し、演技にも挑戦する欲を出した。運がよくて受賞したが、これが私の人生を大きく変えるとは思っていない。変わらず職業映画人になりたいし、そのためにあらゆる努力を惜しまず頭を悩ませ、研究したい」

■ K-Arts パク・ヒョンチョル映像院長(映画科教授)

「キム監督の今回の受賞は、映像院がこの間進めてきた日中の有数の大学との国際共同制作プログラム運営の結実だ。映像院は今後も引き続き、東北アジアの映画をリードする韓中日3か国の著名な映像芸術専門教育機関と力を合わせて、国際的な感覚を持つ優秀な映画人材の発掘と養成に力を入れていくつもりだ」

参考)本学と学術交流協定を締結している世界の映画大学

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