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日本映画大学が2月6日にミャンマーで拘束中の映像作家・モンティンダンさんの支援を目的とした特別上映会を開催 -- 同じく収監されていたドキュメンタリー作家の久保田徹氏とジャーナリストの北角裕樹氏が登壇

日本映画大学(川崎市麻生区)は2月6日(月)、川崎市アートセンターにおいて、「モンティンダンさん支援 特別上映会」を開催する。この上映会は、クーデターが起きたミャンマーで拘束されている映像作家・モンティンダンさんの解放を目的としたもの。日本映画学校のOBであるダンさんが監督を務めた『エイン』『めぐる』の2作品を上映するほか、同じく拘束され、収監中にダンさんとも接していた久保田徹氏(ドキュメンタリー作家)と北角裕樹氏(ジャーナリスト)がゲストトークで登壇する。
入場無料、事前申込制。

2021年2月、ミャンマーでクーデターが勃発。現地で民衆の抗議デモを取材・撮影していた日本映画学校(現・日本映画大学)OBの映像作家・モンティンダン(テインダン)さんが、同年4月に逮捕された。その後、22年3月に懲役3年の実刑判決が下され、現在、ヤンゴンのインセイン刑務所に収監されている。
 日本映画大学では不当な拘束と判決に対して、即時解放を継続して訴えている。また、この状況を広く知ってもらい、ダンさんが再び映画・映像の仕事に戻ることができるように環境を整える取り組みを行っている。
 その一環として、このたび、ダンさんの監督作品『エイン』『めぐる』を上映。当日は、ミャンマーで同じく拘束され、獄中でダンさんと接していたドキュメンタリー作家の久保田徹氏ならびにジャーナリストの北角裕樹氏が登壇し、最新の状況について語る。

  • 「映像作家モンティンダンさん支援 特別上映会」

    【日 時】 2023年2月6日(月)14:00~16:45 受付開始13:30 / 開場13:45(途中入場可)
    【会 場】 川崎市アートセンター アルテリオ映像館 ( https://kac-cinema.jp/theater/
    ・川崎市麻生区万福寺6-7-1 (小田急線「新百合ヶ丘駅」北口より徒歩3分) ※駐車場はございません
    【入場料】 入場無料・申込制(会場で支援カンパを募ります)
    【申 込】
    ・下記の申し込みフォームに氏名、連絡先を入力して送信
    [URL] https://www.eiga.ac.jp/form_20230206
    ※定員を満たした場合は受付を終了いたします。予めご了承ください
    【主 催】 日本映画大学
    【協 力】 川崎市アートセンター
    【協 力】 ダンさん友人有志

    《スケジュール》
    ・14:00~ 主催者挨拶(日本映画大学学長 天願大介)
     上映『エイン』(2006年/45分/脚本・監督:モンティンダン)
     上映『めぐる』(2020年/30分/監督:モンティンダン)
    ・15:30~ トーク「ダンさんの現状とミャンマーをめぐる情勢」
     久保田 徹(ドキュメンタリー作家)
     北角 裕樹(ジャーナリスト)
    ・16:45 終了予定

    『エイン』2006年/45分
    ・脚本・監督:モンティンダン
    ・出演:フォン・ティッキ・ウィン、光石研(特別出演)
    ・日本映画学校18期卒業制作(日本映画学校長賞)
    ・アジアフォーカス・福岡映画祭2006 出品
    ・第3回伊参スタジオ映画祭 出品
    【内 容】
     日本に暮らすミャンマー人家族の兄弟。兄のアウンメインは日本での生活になじめない。中学校に入学するや級友たちの目が気になり次第に孤立。こんな国にいたくない。とうとう学校でトラブルを起こして父と衝突し家を飛び出す。

    『めぐる』2020年/30分
    ・監督:モンティンダン(テインダン)
    ・出演:生越千晴、小野花梨
    ・第3回小布施短編映画祭 鴻山部門作品賞
    ・ライジングサン国際映画祭2021 日本短編映画部門グランプリ
    【内 容】
     大切な入社試験面接の日の朝。めぐみはいつもの悪夢にうなされていた。その夢とは放課後の教室で行われる妹・奈緒への集団いじめの光景。そして奈緒が駅のホームへと......。寝坊しためぐみは駅へと走る。9時20分。駆け込み乗車による僅かな電車遅延が様々な人の運命を狂わせることになる。

  • トーク「ダンさんの現状とミャンマーをめぐる情勢」

    久保田 徹(ドキュメンタリー作家)
    北角 裕樹(ジャーナリスト)

     2021年2月のクーデターでは、学生、医療従事者、公務員、芸術家など多くの人が抵抗運動に身を投じた。そして、次々と拘束され、あるいは逃亡を余儀なくされている。モンティンダンさんもそのひとり。現地では現在も抵抗運動が続いている。
     どうしてそれほどまでして軍事政権の下で暮らすのが嫌なのか。ダンさんに関わる人たちの証言からミャンマーの今を見つめ直す企画となる。ダンさんと同じく、多くの政治犯が収容されているヤンゴンのインセイン刑務所に拘束されていたドキュメンタリー作家の久保田徹氏、ジャーナリストの北角裕樹氏が登壇する。
     獄中で出会ったダンさんと意気投合し、彼の肖像などひそかに200枚ものスケッチを描いた画家のマウンポー氏の最新インタビュー映像を交えて、ミャンマーに生きる人々の思いを紹介する。

(関連記事)
特別授業「日本映画学校OBモンティンダン君(ミャンマー)支援のための上映会」が開催されました(20210715)
https://www.eiga.ac.jp/topics/20210726.html

お問合せ
日本映画大学 

TEL 044-951-2511
(受付時間 月~金 9:00~17:00)
Mail info@eiga.ac.jp

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