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ユーロスペース支配人・北條誠人さんに特別授業「配給・宣伝」の講師を務めていただきました

12月10日、卒業制作「配給・宣伝」の授業の一環として、ユーロスペース支配人の北條誠人さんと、同劇場勤務の岡崎真紀子さんがゲスト講師を務める特別授業を実施しました。

この授業は卒業制作を完成させた4年生たちが、作品展開とパブリシティについて学び、この先の劇場公開に備えるものです。

この日はユーロスペースが今年配給した映画の1本である『アートのお値段』(ナサニエル・カーン監督/2018年)を上映し、授業を担当する安岡卓治教授と渡辺祐一講師の司会のもと、北條さんと岡崎さんに配給・宣伝の仕事の実際や、ミニシアターの歴史と現在などをお話いただきました。

聴講した学生からは質問も挙げられ、卒業制作で完成させた自らの作品をどのように観客に届けるのかを体験的に学習している様子がうかがえました。

左から:安岡卓治教授、岡崎真紀子さん(ユーロスペース)、北條誠人さん(同)、渡辺祐一講師(東風)

映画『アートのお値段』予告編

【映画公式サイト】
 http://artonedan.com/

若い作り手へのメッセージ

安岡卓治教授
北條誠人さん(ユーロスペース支配人)

上映後の講義では、まず『アートのお値段』の担当者である岡崎さんが買い付け、諸経費、ターゲティング、宣伝等のプロセスを説明。

後半ではミニシアター全体の概説を北條さんにお話いただき、シネクラブが母体となって立ち上げた各地のミニシアターの歴史や、ヒット作の傾向、そして現在の役割などをご説明いただきました。

最後は“若い作り手に求めるもの”として、北條さんは「独自の語法を持つこと。画が強ければ強いほどいい」と述べられ、安岡教授は「公開につなげるための具体的なイメージを持つこと」と語って締めくくりました。

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