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キャリアサポート授業「特撮と造形」の特別講師に若狭新一さん・尾上克郎先生

3年次後期の授業「キャリア・サポート」は、専門コースに進んだ学生の就業支援を具体的に行う講義です。ゲスト講師のトークを中心に、映像業界のみならず社会人として働くことの意義を説いていきます。

2022年1月14日に行われた講義では、「特撮と造形」というタイトルのもと、造形師でモンスターズ代表取締役の若狭新一さんと、特撮監督・VFXスーパーバイザーで本学特任教授の尾上克郎先生に講師を務めていただきました。

若狭新一さん
尾上克郎 特任教授

尾上特任教授からはまず、「技術としての特撮」と「文化としての特撮」の概説があり、映像資料などを交えながら、技術の発展の歴史と現在の業界の構造(組織概念)についてご教示いただきました。

一方、70年代仮面ライダー、80年代ウルトラマン、そして90年代ゴジラシリーズなど、数々の怪獣造形を手がけられてきた若狭さんは、「現実に目に見えるものを作る」ことの意義と実際をご説明いただき、ご自身の経歴からは具体的なキャリア形成の過程――みずから調べ行動していくことの重要性――を示していただきました。

左:緒方明 学科長/キャリアサポートセンター長/教授
講義の様子

これまで以上に多くの人手を必要とし、国境の枠も取り払われつつある状況のなか、最後に改めて、この業界を志望する学生たちへのメッセージをうかがいました。

若狭さん「瞬間、瞬間の積み重ねでしかない。自分の欲望だけではやっていけないので、夢に近づける努力をしていくこと。」

尾上先生「目の前の仕事を一生懸命にやること。与えられた仕事を馬鹿にしないで、人に優しく、謙虚に行動していくこと。」

学生たちは真剣な眼差しで、言葉の一つ一つを我が事として受け止めていました。

若狭さんが怪獣造形を担当された最新作『大怪獣のあとしまつ』
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